9月14日放送の『ABEMAスポーツタイム』でサッカー日本代表を特集。無得点に終わった親善試合や大幅に下がったボール支配…
9月14日放送の『ABEMAスポーツタイム』でサッカー日本代表を特集。無得点に終わった親善試合や大幅に下がったボール支配率について、代表OBの槙野智章が今後の“キーマン”になり得る若手選手の名を挙げた。
番組では不調が続く日本代表について、槙野が「今はネガティブに捉える必要はない」と持論を展開。アジア最終予選10試合から直近のメキシコ戦、アメリカ戦ではボール支配率が64%から45~47%と大きく低下していることに対しても、「90分間の試合の中で、ボールを持っている方が勝てるというわけではない」と解説した。
槙野は「自分たちがしっかりボールを保持してゲームを進めることも大事。日本代表はそれが得意だけれど、それだけでは勝てないと考えると、相手の嫌がることをしないといけない」と力説。その上で「ロングボールで相手の陣地を取ったりだとか、やり方、戦術をうまく変えていくことは大事」と、対戦相手に応じて臨機応変な戦いをしていく重要性を語った。
さらに得点力不足解消について問われた槙野は、FC町田ゼルビア所属の望月ヘンリー海輝選手の名前を挙げる。「身長が192センチあると基本的にはCBを任されることが多いが、彼のポジションは一つ前のウィングハーフ。困ったときにサイドにロングボールを蹴っても、この選手がいるから勝てる」と、ヘンリー選手の有用性を評価した。
重ねて「困ったときの高さ対策」と語る槙野は、「普段はCBをやる(高身長の)選手が外に張っていると逃げ道が増える。そういう意味で、日本代表の先述の幅は広がる」とヘンリー加入後の可能性を示唆。そのうえで「(現代表の)三笘選手や堂安選手、久保選手たちを脅かす選手がもっと出てこないといけない」と、まだ見ぬ逸材が各クラブチームで活躍し代表入りすることへの期待を寄せていた。
(ABEMAスポーツタイム)