◇国内男子◇ANAオープン 初日(18日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(1346人)…
◇国内男子◇ANAオープン 初日(18日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(1346人)
金澤志奈のツアー初優勝で幕を閉じた前週の「ソニー日本女子プロ選手権」。国内メジャーの会場には女子プロの動きに目を光らせる男子プロがいた。ツアー通算3勝、時松源藏は2日目の午前6時から半日近く、大洗GCで過ごしたという。
上位選手の曲がらないショットにはため息の連続だった。「いつも(パー4で)2オン2パット。ショートアイアンはベタベタ(チャンスに)付くし、パットが入るか、入らないか、(差がつくのは)それだけ」。当地では男子ツアー「ダイヤモンドカップ」での試合経験もあるだけに32歳は驚きでいっぱい。「大洗は難しいと思っていたのに。(海風で)斜めに生えている木も関係ないから考えることも少ない」とステディなプレーの積み重ねに感嘆した。
昨年末、7季連続で守ったシード権を喪失した。最終予選会(14位)を通じた限定的な出場権を頼りに今季はここまでレギュラーツアー12試合に出場。賞金ランキングは70位とシード復帰のボーダーライン(上位65人)クリアに向けた戦いが続く。秋を迎え、「ここからは(各大会の)出場人数も減ってくるので、本当に最後だというくらいの気持ちでやらないといけない」と緊張感が高まる。
レギュラーの合間にはACNツアーにも出場する一年。2016年以来、9年ぶりに参戦した下部ツアーでも発見は多い。「言い方が合っているか分からないですけど、シード選手よりも良い球を打つ選手は(下部にも)ゴロゴロいる。本当に質の高いゴルフをする若い子が増えている」。30歳を過ぎて「ずっと出口を探しています」という時間が長い。
「あの(若手の)球に近い球を打ちたいですけど、打てない。やっぱり違うな…という感じでもう何年か経っている。考えすぎも良くない、『やっぱり、こうクラブを入れたいけれど、試合では打てない』といったことのサイクルですから」
出だし10番のチップインを含む6バーディ、2ボギー「68」でまとめた初日は4アンダーの好スタートを切った。プレーオフで2回(2017年、19年)敗れた本大会も今となっては甘い記憶として頭に残る。「あの時の自分に戻りたい気持ちはすごくある。そのために、何をどうすればいいか…。暗い闇に光がなかなか差さない」と懸命な模索が続く。(北海道千歳市/桂川洋一)