ハジャーの台頭は確実に角田のポジションを脅かしている(C)Getty Images F1現役王者マックス・フェルスタッペ…

ハジャーの台頭は確実に角田のポジションを脅かしている(C)Getty Images
F1現役王者マックス・フェルスタッペンが所属するレッドブルは、現時点で数少ない来季の陣容が未決定のチームの1つだ。エースであるフェルスタッペンの残留は確定したものの、セカンドドライバーは未定のまま。さらに、姉妹チームであるレーシングブルズのラインナップも決定しておらず、来季の3つのシートをめぐる議論は、ますます熱を帯びる一方だ。
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現在、レッドブルのNo.2ドライバーを務める角田裕毅は、低調な成績が続いていることから退団の可能性も囁かれており、今季初表彰台も経験したレーシングブルズのアイザック・ハジャーが来季、その座を得るとの噂が根強い。また、リアム・ローソンも、レッドブルからレーシングブルズへ“降格”となって以降、着実にポイントを積み上げており、申し分無い程のアピールを続けている。
加えて、レッドブル育成組織からF1デビューの準備が進められているアービッド・リンドブラッドも、来季のレギュラードライバー候補の1人だ。
2026年シーズン、レッドブルグループの一員としてF1の舞台を走るのはこの4人の内、果たして誰になるのか。オランダメディア『RacingNews365』も9月16日に掲載した特集記事において、2チームの来季の体制を占っている。
同メディアも、今季、ルーキーとして目覚ましい働きを見せるハジャーのトップチーム入りを有力視しており、グループ重鎮であるヘルムート・マルコの存在にも触れ、「マルコの強い支持もあって、(ハジャーが)フェルスタッペンのチームメイトに最も近い存在と考えられている」と説明する。
また、候補の4人の内、もっとも不利な立場にいるはずの角田については、「レッドブルのシートを失えば(レッドブル)グループを去るだろうという見方が強かったが、確定ではない」と指摘。その上で、「レーシングブルズに戻される可能性も十分あるからだ」などと綴っている。
角田の古巣復帰への見込みにも言及する背景として、「この状況の鍵を握るのがアービッド・リンドブラッドだ。F2に参戦中のレッドブル期待の若手である。イギリス人のリンドブラッドは昇格の流れに乗っているが、レッドブル内部では疑念もある」と主張する。
続けて、「F2でのデビューシーズンは波があり、最近ではモンツァで行われたTPCテストでクラッシュしたとの報道もあった。さらに来季はレギュレーションが大幅に変更されるため、ルーキーにとっては一層厳しいシーズンとなり得る」として、来季での若手起用について不安要素を並べている。
もちろん、今季残りのレースの中で、角田、ハジャー、ローソン、それぞれの評価が変わっていくこともあるはずだ。今回のトピックでは来季シートについて、「結論はまだ出ておらず、発表は10月中」とレッドブル首脳陣の意向を伝えている。各ドライバーのスキルはもちろん、実績やキャリアなども考慮した場合、やはり、その答えを導き出すには想定以上に時間が必要なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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