◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)10代の頃から、石川遼はこれ…

◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)
10代の頃から、石川遼はこれまで多くの誕生日を北海道で迎えてきた。ことしの9月17日は「ANAオープン」開幕の前日。34歳はすっかりベテランと言える域で、感慨よりも「33歳になった時と気持ちは変わらない。日々、少しでも成長していくことを心がけたい」という実直な気持ちが先に立つ。
33歳の一年は昨年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で1勝。今季は見せ場が少なく、2週前の「ロピアフジサンケイクラシック」でようやくシーズン最初のトップ10入り(10位)を果たした。「山があったり、谷があったり。長いスパンで見ると、細かい山も谷もあるけれど、離れてみたときにちょっとでも右肩上がりの波にしたい」と表現する状態はいま、必ずしも“山”にはない。
41位の賞金ランキングはもとより、優勝争いになかなか顔を出せないまま迎えた秋。長年、再構築してきたスイングへの充実感があるからこそ、結果については「満足度はかなりゼロに近い。もったいないな…というところはいっぱいある」とこぼす。

前週、韓国で行われた「シンハンドンヘオープン」で今季3回目の予選落ち。練習場でフェードボールの精度を高めようと躍起になった結果、持ち球のドローにも支障が出たという。「『いつでも自分が信じられるドローを打てる』とちょっと過信していた。気を抜いてはいけなかった」と反省の道を再びたどることとなった。
ツアー通算20勝のうち本大会のタイトルを手にしたのは2015年。PGAツアー参戦中に一時帰国し、無我夢中でつかんだ。あれから10年経っても、「積み重ねていったものが未来に投影されてくるイメージをしている」と見据えるのは先の自分。「(今は)ガマンの時間かなとも思う。とにかく気を抜かずにコツコツ積み重ねていく時期かなと」
ことしも多くの人に声をかけられる節目の一日を過ごした。「“おめでとう”って言ってもらえるのはありがたいですね」。バースデーに向けられたものとは違うお祝いの言葉も、早く聞きたい。(北海道北広島市/桂川洋一)