◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)PGAツアーを戦う金谷拓実は…

金谷拓実はカリフォルニアから北海道へ

◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)

PGAツアーを戦う金谷拓実は、北海道で今季2試合目の日本ツアーに出場する。8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」以来の登場。前週は?主戦場の来季シードをかけた秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)の初戦「プロコア選手権」で予選落ち。秋は日米の往復がさらに増える。

カリフォルニア州から2日前に帰国したばかり。2週後には「サンダーソンファームズ選手権」のためミシシッピ州に飛び、翌週は神奈川・横浜CCでの「ベイカレントクラシック」に出場する。さらに次の週の国内メジャー第3戦「日本オープン」(栃木・日光CC)への参戦も決めた。

翌週には再びユタ州での「ユタ銀行選手権」に向かう。強行スケジュールをいとわずに出場を決めたのは、「やっぱり“マスターズが決まった”というニュースもある」のが理由のひとつ。メジャー初戦「マスターズ」は約1カ月前、新たに日本オープンを含む6つのナショナルオープンの優勝者を来年度大会に招待することを発表。一方で、秋季シリーズ大会の優勝者への出場資格付与を取りやめた。

同僚の久常涼とは「『フォールシリーズは(勝てる)チャンスもある』みたいな話を良くしていた」という。思いがけない変更ではあったが、「日本オープンで資格を得られるのはすごく魅力的なこと」と歓迎。「優勝を目指したい。スケジュール的にはちょっと難しいところもあるんですけど、やっぱり自分が好きでやっていることなので。またマスターズにも出たい」と2022年以来、3回目のオーガスタ行きを目先のターゲットにした。

予選落ちに終わった前週は「バーディ多くも獲れたけれど、ボギーもたくさん打ってしまった」と反省の評価。「本当に毎週、日々勉強だと思う。少しでも毎日良くなるようにやってきている。(秋季シリーズは)まだ6試合あるし、その中でしっかり結果を残せばいい」と来季の出場権確保に向けても休む暇はない。「その中でどういうプレーができるかというのも大事なこと。今週はすごく好きなトーナメントの1つでもあるし、頑張りたい」と頷いた。(北海道北広島市/桂川洋一)