世界陸上の男子3000メートル障害決勝で、島根県浜田市出身の三浦龍司選手(23)=SUBARU=が8位となり、前回に続…
世界陸上の男子3000メートル障害決勝で、島根県浜田市出身の三浦龍司選手(23)=SUBARU=が8位となり、前回に続く入賞を果たした。15日夜、母校の市立国府小学校ではパブリックビューイング(PV)があり、市民ら約150人が声援を送った。
三浦選手はラストスパートで一時3位に浮上したが、最終障害の接触でバランスを崩した。7月のダイヤモンドリーグ・モナコ大会で8分3秒43の日本新記録を生み、今季世界ランク3位に。地元では日本人初のメダルに期待が高まり、日の丸入りの応援旗2枚に小中学生ら約120人が寄せ書きをし、背負って勝利のランをしてもらおうと1枚を三浦選手に贈っていた。
応援した小学3年生の堀田和孝さん(9)はPV会場に残るもう1枚の応援旗にメダルへの思いを込めて「ファイト!!」と書いた。駅伝が好きで昨年、三浦選手が小中学校時代に通った市陸上競技協会の浜田ジュニア陸上教室に入った。「惜しかった。次はメダルを取って寄せ書きの旗を持って走る三浦選手を見たい」と話していた。(高田純一)