リチャードはプロ8年目にして初盗塁を記録、成長した姿を示している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARA…

リチャードはプロ8年目にして初盗塁を記録、成長した姿を示している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 巨人のロマン砲、砂川リチャードが確実に成長した姿を見せている。

 巨人は9月15日に行われたDeNA戦(横浜)に0-3と敗れて、2連敗とし3位転落。難敵、助っ人左腕のアンソニー・ケイの攻略に苦しみ、11三振を奪われ、来日初完封を献上した。

【動画】やっぱりロマンあるわ!リチャードの節目の10号アーチシーン

 6安打無失点に封じられる中、存在感を示したのは「7番・一塁」で先発出場したリチャードにもあった。

 14日のDeNA戦(横浜)でキャリアハイを更新する10号とプロ8年目にして節目の2桁本塁打をマークしたことも話題を呼んだが、この試合でも2回二死一塁の場面で打席が回ってくるとケイの低めチェンジアップを捉えて、右前に落として出塁。さらに次の浦田俊輔の打席でスタートを切り、悠々と二塁に到達。

 リチャードにとってはプロ8年目にしてこれが初盗塁となった。

 リチャードは9回も左前安打で難敵ケイに対し、チームで唯一のマルチ安打をマークした。

 主砲の岡本和真が故障離脱したことを受け、5月に秋広優人、大江竜聖との交換トレードでソフトバンクから移籍。

 ウエスタン・リーグでは5年連続本塁打王と爆発力は知られており、未完の大器として球界内でも知れ渡った存在を開花させたのは阿部慎之助監督含め、巨人首脳陣の熱心な指導もあったとされる。

 合流即広島戦で豪快なアーチをかけながら、打席では確実性を欠き、ファームに落とされたこともあった。しかし再び這い上がり、8月は5本塁打、すでに2本の満塁弾を記録し、直近3試合は12打数、6安打の打率.500と状態を上げてきている。

 リチャードの活躍をめぐってはファンの間からも「打席内容を確認するのが日々の楽しみ」「リチャード成長してるやん」「シーズンフルで来季見たい」「確実に成長してるな」「コンタクト率が上昇している」「移籍して正解やったね」「最近のリチャードは期待値しかない」など、続々と応援の声が上がっている。

 一塁手としての守備の確かさも認められており、攻守でチームを支えている。チームにとっても3位転落となったが、ここから残り11試合が熱い戦いとなる。背番号52の大暴れを引き続き期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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