現地9月13日に行われたフランス1部リーグ・アン第4節、ASモナコに所属するサッカー日本代表FW南野拓実が怒り心頭で、…
現地9月13日に行われたフランス1部リーグ・アン第4節、ASモナコに所属するサッカー日本代表FW南野拓実が怒り心頭で、相手選手に詰め寄るシーンがあった。
森保ジャパンの一員として参加したアメリカ遠征を終えてチームに合流した南野は、中2日でのリーグ戦に左サイドMFとしてスタメン出場。すると、前半アディショナルタイムにゴール前のこぼれ球に鋭く反応し、自身2試合連続となる今季2得点目を決めた。
そして1−0で迎えた後半10分だった。南野のプレスからボールがタッチラインを割ってモナコボールとなった場面。ボールを抱えたまま立ち去ろうとするオセールのジョズエ・カジミールから、南野がボールを取り返そうとしたところで小競り合いが勃発した。
そこで何かを口走ったカジミールに対して、南野も真っ向勝負。顔を近づけての激しい口論。他の選手たちが両者の間に入って止めに入るも、エキサイトした南野は怒りが収まらず。味方も押し退け、カジミールを睨みつけながら何度も詰め寄った。
最終的に主審から両者にイエローカードが提示されて“喧嘩両成敗”となったが、その後、後半23分にカジミールがラフなタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、試合はモナコが2−1勝利。事実上、喧嘩に勝ったのは南野だった。
■2014年、当時19歳の“USB事件”
そして、この南野の激昂シーンに対して、SNS上には「怒りのモナ王」「オラついた南野帝王」「泉州の男は伊達じゃない」「これは喧嘩番長ミナミーノ」「令和版USB」「うっさいんじゃボケから11年まだUSBの魂は消えてなかった」「タキにはずっとこのマインドでいてほしい」などのコメントで大いに沸いた。
ファンが思い出したのは、南野がセレッソ大阪時代の2014年の“事件”こと。当時19歳だった南野がゴール前でシュートを外した直後、チームメイトだった元ドイツ代表FWカカウが「俺にパスを出せ!」と南野に激しく不満をぶつけるも、南野は動じることなく「うっさいんじゃボケ」と言い返したとされる。その“事件”が「USB」と略されて一部ファンの間で話題となった。今回、久々に“怒り南野”の表情に、ファンは11年前を思い出したようだ。
結果的にイエローカードはもらったが、自らゴールを奪い、チームの勝利に貢献した南野。日本男児として一歩も引かない闘争心は、今後も活かされるはずだ。