陸上の世界選手権(世界陸上)東京大会は15日、男子棒高跳びでアルマント・デュプランティス(25、スウェーデン)が6メー…

 陸上の世界選手権(世界陸上)東京大会は15日、男子棒高跳びでアルマント・デュプランティス(25、スウェーデン)が6メートル30の世界新記録を樹立し、3大会連続の金メダルを獲得した。

 これまで13度、世界新記録を更新してきた若き陸上界のスター。決勝に進んだ選手のうち唯一、ノーミスで6メートル15を跳び、金メダルをたぐり寄せた。

 バーの高さを自己ベストを1センチ上回る6メートル30に設定して大台に挑んだ。

 2度の失敗を経て、最後の跳躍へ。体がわずかに触れてバーが揺れたが、ぎりぎりで耐え切った。14度目の世界新記録を決めると、跳ねるようにトラックを駆けてスタンドへ。両手を掲げて、大歓声に応えた。

 場内インタビューでは「想像以上だった。皆さんの前で世界記録を達成できて最高だ」と呼びかけ、さらに拍手を浴びた。