<令和7年度秋季東京都大会一次予選:帝京10―0立志舎>◇15日◇1回戦◇帝京グラウンド 帝京が新チームの公式戦初戦を迎…
<令和7年度秋季東京都大会一次予選:帝京10―0立志舎>◇15日◇1回戦◇帝京グラウンド
帝京が新チームの公式戦初戦を迎え、10対0の5回コールドで立志舎を下した。
この試合で決定的な役割を果たしたのは「4番・投手」で出場した安藤 丈二選手(2年)だ。旧チームからレギュラーを務め、今夏は「5番・一塁」で出場していた。新チームでは4番を任され、「帝京の4番に見合う選手になりたい」と意気込んで臨んだ初戦だった。
第1打席は強烈な打球を放ったが、一塁手の好守備に阻まれて凡退。だが、2点リードの3回裏に満塁のチャンスで打席が回ると、バックスクリーンに飛び込むグランドスラムを放ち、一気に試合の流れを引き寄せた。第3打席でもライトにタイムリーを放ち、2安打6打点と4番打者として打線を牽引した。
「夏が終わってから、かなり振り込んできたので、その成果が出せました。高めのボールを逃さず、長打にできました」と振り返る。
投げては4回を投げて、無失点の好投。中学時代は投手だったが、高校入学後は打者に専念していた。今年の夏が終わってから投手を再開したというが、新チームの公式戦初戦で先発マウンドを託され、力強いストレート、スライダー、フォークなどを投げ分け、被安打3、奪三振2と安定した投球を披露。5回は仁禮 パスカルジュニア投手(2年)にマウンドを譲り、一塁に回ったが、先発投手の役割を十二分に果たした。
「守備がいいので、四隅にしっかり投げ、打たせてとること心掛けました」と話すように7個のアウトを内野ゴロで奪った。
新チームの目標は『日本一』
投打の中心を担う安藤も「日本一の目標をぶらさない」と頂点だけを見据えている。