<令和7年度秋季愛知県大会:桜丘5―3刈谷工科>◇14日◇2回戦◇豊橋市民球場 東三河地区の強豪3私学の中では、豊川が昨…
<令和7年度秋季愛知県大会:桜丘5―3刈谷工科>◇14日◇2回戦◇豊橋市民球場
東三河地区の強豪3私学の中では、豊川が昨年春、豊橋中央がこの夏に甲子園出場を果たしている。桜丘は令和最初の夏の選手権となった2019年の愛知大会で準優勝を果たしたものの、近年はその両校にやや先を行かれている。専用球場も完成しているだけに、杉澤 哲監督としては、「本当は、あそこからぐんと伸びていくというつもりだったんです。あとが続きませんでした」と語っていたこともある。
それだけに、この秋は東三河一次リーグ1位の決勝トーナメントで豊川を下して意地を示した。さらに、決勝でも国府を下して東三河1位校(甲子園出場で推薦の豊橋中央を除く)としての県大会進出となって勢いはある。
一方の刈谷工科も、この秋は西三河地区の一次ブロックトーナメントでは1位となり、1位校4校の決勝トーナメントに進出。愛産大三河に0対3で敗れはしたものの、チームとしては自信になっているはずだ。東三河1位の桜丘にどのような試合を挑んでいくのか、興味深いところだった。
桜丘は背番号1の澤田 我暉投手(2年)が打線でも1番でリードオフマンを務める。その澤田選手は打っては初回いきなり初球を叩いて左前打で出塁するなど4打数3安打で打点も2つあげた。投げてはリズムのいい投球で7回まで被安打2で1失点。球速も130キロ台で終始自分のリズム、自分の投球を心がけていたという印象だった。コーナーを突きすぎて四球を与えてしまう課題はあるが、制球も悪くはない。
しかし、8回に簡単に二死としたものの、そこから安打を許して5番中西 希虎選手(2年)に、左翼スタンドへ運ばれる2ランを浴びた。これで2点差となったが、澤田投手は9回も落ち着いていて、3人でピシャリと抑えた。難しい打球を好プレーで処理した土井 太聖二塁手(2年)の好プレーも光った。
桜丘は破壊力があるわけではないものの、4本のバントもきっちりと決めており、杉澤監督の目指すきちんとした野球ができている。まずは、東三河の有力校の一角として、豊川と豊橋中央の先行は許さないぞというところであろうか。
野田 雄仁監督が大府から異動してきて監督就任して4年を経た刈谷工科。この秋のチームは2年生のベンチ入りが19人で、1年生は2番に入っている照喜 名快二塁手のみである。それだけ、チームとしてのまとまりもいいと言えそうだ。この試合でも先発した伊藤 快翔投手(2年)は、ここへきて一気に伸びてきて成長していると、野田監督も評価している。齋藤 瑛太投手(2年)に頼り切っていた投手陣の中で、頭角を現してきた存在だ。
そして、「チームとしても少しずつですが、階段を上っていると思います。一段抜かしなんかで、一足飛びでジャンプアップはしていかなくても、確実に伸びていくということか大事です」と、チームの成長に関しては確かな手ごたえを感じているようだ。