治療を終え、会見に臨んだ高田(C)CoCoKARA next 9月14日、名古屋・IGアリーナで行われたWBA世界ミニマ…

治療を終え、会見に臨んだ高田(C)CoCoKARA next

 9月14日、名古屋・IGアリーナで行われたWBA世界ミニマム級正規王座決定戦で、WBA世界同級1位の高田勇仁(ライオンズ)は、同級2位松本流星(帝拳)に敗れ、創設40年目のジム悲願の世界王座を逃した。

【動画】怒涛のラッシュで圧倒! 井上尚弥のカルデナス撃破シーンをチェック

 決着は予期せぬアクシデントによるものだった。5ラウンド目に入って「(相手との)距離感が掴み始めていた」高田が攻め込もうとした刹那、懐に入り込んでアッパーを繰り出しに行った松本の頭部が高田の顔面を直撃。

 そのまま力なくリング上に倒れ込んだ高田は出血が止まらず。ここでレフェリーストップがかかった。「偶然のバッティング」とアナウンスされた試合は、規定によって負傷判定。松本がベルトを手にする形となった。

 試合後に意識を取り戻したものの、頭部を固定された状態で担架に乗って運び出され、救急搬送された高田は、治療を終えて、興行中にIGアリーナに帰還。ほどなくして臨んだ会見で「検査も問題なくパスできました」と報告。同席した渡邊俊矢トレーナーは「バッティングをして眉間から噴水のように血が吹きあがったのでストップになった。ただ、本人はパンチだと思っていた」とアクシデントを回想。「病院に行って、CTも撮って、歩いて帰って来られました」と心配された脳へのダメージがないことを報告した。

 不運な形の幕切れとなった世界戦。高田は「申し訳ない気持ちがある」と話した松本に呼応するように、「やっぱもう一回できたらなと思います」と言葉を振り絞った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】武居由樹、涙の王座陥落…技巧派メキシカンに初回ダウンから防戦一方で衝撃のTKO負け 実現が迫った天心戦は遠のく

【関連記事】怪物・井上尚弥は「偉大だ」 それでも“最強の敵”アフマダリエフから漏れた揺るぎない自信「過小評価をする人もいるだろう」

【関連記事】「俺はMJをボコボコにしてほしい」フルトンが語った井上尚弥の“圧勝予測” 2年前の敗戦は「恨みはない。逆にありがたい経験」