メディナに敗れた武居(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext 技巧派メキシカンが競り勝った。9…

メディナに敗れた武居(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 技巧派メキシカンが競り勝った。9月14日に名古屋・IGアリーナで実施されたWBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦で、王者の武居由樹(大橋)は、WBO同級1位のクリスチャン・メディナ(メキシコ)と対戦。4回TKOで敗れ、王座陥落となった。

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 サウジ進出、そして那須川天心(帝拳)との“決戦”に向け、注目が集まった武居だが、序盤にいきなり貰った一発ですべてが崩れた。初回に近接戦での打ち合いの中で、左フックの打ち終わりに死角から飛んできた右のフックを被弾したのだ。

 すぐさま立ち上がって、ファイティングポーズをとった武居だったが、その後も駆け引き続きの攻防の中で、ややリーチで優るメディナの強打に苦戦。ジャブとフックのコンビネーションで応戦したが、決定打には至らない。

 ただ、前日に「チャンピオンとしての格の違いを見せてやろうかなと思います」と豪語していた29歳だったが、咄嗟に体勢をかがめて、やや打点の低いところからフックを放つメディナへの対応に手を焼くと、4回に決着がついた。主導権を握り続けた挑戦者が、やや守勢に回り始めていた王者をコーナーに追い込んで、右フック、さらにアッパーの連打で防戦一方にしたところで、レフェリーが試合を止めた。

 課題として指摘された左フックの大振り後の対応に見事に付け込まれた武居。試合後に人目をはばからずに悔し涙を流した29歳は、ファンにとって待望だった天心が遠のくことになった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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