女子日本代表・アクバシュ監督が初年度を総括 公益財団法人日本バレーボール協会は10日、2025年度女子日本代表…

公益財団法人日本バレーボール協会は10日、2025年度女子日本代表総括記者会見をオンラインにて開催した。出席者はフェルハト・アクバシュ監督と安保澄技術委員会副委員長。
最初に安保副委員長がアンダーカテゴリーも含めた女子日本代表について、「シニア代表はVNLと世界選手権で4位。いずれも銅メダルマッチまで戦い、現在の世界ランクは5位となっている。U21世界選手権とワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)は銀メダル、U19世界選手権は7位。U16アジア選手権は中東地域の情勢により11月の予定となっている」と振り返り、今後については「世界選手権が終わったばかりのため、まだ十分な検証ができていないが、世界の潮流をしっかりと把握すること。そして、それに対して、どのように日本チームの強みを伸ばし、弱みを消していくのか、しっかり検討する必要があるので、今月から始めたい。今後の展望としては、いかにシニアの選手層に厚みを持たせるかが重要になる。今年度はアクバシュ監督の意向もあり、B代表チームも作って活動した。このB代表、ユニバ代表、U21で活躍した選手たちに関しては、シニアの実力に近い、あるいはその可能性のある選手が多数いるので、その選手たちに国際経験を積む機会を設けることを考えていきたい」と話した。
アクバシュ監督は「VNLは新しい核となるグループで臨み、世界選手権も同じメンバーで戦った。最初から最後まで熱意を切らすことなく戦えた。もちろん、今後に向けて、弱点を改善し、強みをもっと向上させる必要があるが、新チームとしては全力でできたのではないかと思う。今後も継続してやっていきたい」と話した。