12日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ8日目、 勝てば2大会連続の決勝進出…

12日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ8日目、

 勝てば2大会連続の決勝進出が決まる日本はパナマと大苦戦の末、6対5で勝利を収め、2大会連続の決勝進出となった。

 小倉全由監督が「よく投げた」と称えたのが8回表から4番手で登板した150キロ右腕・中野 大虎(大阪桐蔭)だ。まず初球で、相手打者を打ち取ると、9回表も三者凡退に抑えた。

 冷静な観察眼とこれまでの経験が大きく生きている。

「まず昨秋の近畿大会・滋賀学園戦でピンチの場面で打たれて負けています。そういったことを想定してどういう抑え方をすればいいか考えてマウンドに登りました」

 

 10球中、ボール球は2球のみ。ストライク先行の投球が光った。これには明確な狙いがあった。

「ずっと試合を見ていると海外の打者はあんまり初球から振ってこない感じがありました。それであれば、今回はストライク先行で勝負していこうかなと思いました」

 ただストライクを取りにいくのではなく、威力のある145キロのストレートで詰まらせて無安打の投球。

 中野は早瀬朔(神村学園)に続き、今大会2勝目を手にした。

 中野は試合中、声だしをして盛り上げており、盛り上げ役として買われているが、その声の内容を聞くと、1人1人に対して、適切な声掛けをしている。細かく周囲を観察している証拠だろう。タイブレークの冷静なピッチングができるのも、相手を観察して、事前準備をしっかりしているからだ。

 能力だけではなく、クレバーさも高く評価できる投手である。