◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(12日)◇TPCリバーズ・ベン…
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(12日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
笹生優花が通算12オーバー142位で日米ツアーを合わせて出場7試合連続の予選落ちを喫した。初日「89」を打ったフィオナ・シュー(ニュージーランド)を含めた2人が棄権しており、36ホールを完了した選手では“最下位”。直近の予選通過となる6月「KPMG全米女子プロ選手権」の前にも4試合連続で決勝ラウンドに進めておらず、米ツアーでアンダーパーをマークしたのは、「69」だった3月「フォード選手権」の初日までさかのぼる。
伸ばし合いの展開で初日138位と出遅れ、大幅な巻き返しが求められた早朝スタートの2日目も1番でボギーが先行。3番でトリプルボギーを喫し、序盤でカットラインが大きく遠ざかった。9番で2個目のトリプルボギーをたたくなどハーフ「44」。フェアウェイバンカーにつかまった17番は長いパーパットをねじ込み、最終18番(パー5)も2個目のバーディで締めくくったが、トータルでは「80」と崩れた。
「ゴルフが良くないので、必然的にスコアは良くないですね」と状態の悪さは自覚している。キャリアを長い目で見たスイングの取り組みには変わりがなかったと話す一方、今週は小さくない変化も。大会2勝目を飾った昨年6月「全米女子オープン」などシーズンを通してバッグを預けてきたキャディのディラン・バレキット氏とのコンビが解消されていた。
前年大会で4位に入ったTPCリバーズ・ベンドでも上向かず、ポイントランキングは124位からさらに後退する見込み。今大会終了時点のポイントランクを基準に決める秋のアジアシリーズ出場も厳しい。「特に(スケジュールを)変えることはないです。(今季)出る試合は何試合かしかないので、残り試合で頑張るしかないかな」。いつも通り淡々とした口調でシーズン最終盤を見据えた。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)