オリンピック(五輪)2大会連続でメダル獲得のカーリング女子「ロコ・ソラーレ」が、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪に…

 オリンピック(五輪)2大会連続でメダル獲得のカーリング女子「ロコ・ソラーレ」が、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪に出場する可能性がなくなった。北海道稚内市で開催されている、五輪最終予選の代表決定戦で敗れたため。

 上位2チームによる決勝進出をかけた13日午前のタイブレークでフォルティウスに2―7で屈し、敗退が決まった。今大会は開幕2連勝と好スタートを切ったが、その後2連敗。この日のタイブレークに回っていた。

 タイブレークは通常の10エンド(E)制ではなく、8E制。ロコ・ソラーレは序盤から劣勢を強いられた。

 第1Eでスキップの藤沢五月のショットが乱れ、いきなり3失点。以降は複数得点での反撃を狙ったが、フォルティウスの正確なショットを前に、ハウス内に石をためられなかった。

 第4、5Eにも複数点を失い、第6E終了時に敗北を認める握手を自ら求めた。ロコ・ソラーレの選手たちは、涙を流して互いに抱き合った。

 試合後の取材エリアで、藤沢は「勝ったり負けたり、これがカーリングだなっていうのを感じさせる大会だった」と振り返った。涙を浮かべながらも明るく、「私たちのミラノ・コルティナ五輪への道はなくなってしまったけど、勝って代表になったチームを日本として応援したい」。

 吉田知那美は、北海道銀行のメンバーとして出場した2014年のソチ五輪を含む4大会連続の五輪出場が消滅した。「カーリング選手として考えると、五輪を逃したことはすごく悔しい。けど、一人の人として考えれば、初めて五輪に出られなかったという経験ができた。感じた気持ちや、負けるのはどういうことなのか(という今日の経験)を(これからに)生かしたい」

 今後について報道陣に問われると、「みんなでごはんを食べながら、笑いながら次のことをゆっくり考えたい」と藤沢。吉田知は「五輪は逃げない。絶対に五輪は4年後にある。8年後、12年後にもある。そんなに悲観することなく、強くなりたいと思い続ければきっとまたチャンスは来る」と話した。

 ロコ・ソラーレは2010年に結成。18年の平昌五輪で日本勢として初めての表彰台となる銅メダルに輝くと、22年の北京五輪では銀メダルを獲得した。

 ハーフタイムにお菓子や果物を食べて栄養補給する「もぐもぐタイム」や、試合中に交わされる「そだねー」の相づちも注目を浴びた。

 チームは18年の平昌五輪後に創設者の本橋麻里(現・代表理事)が一線を退いた。現在のメンバーは、リードの吉田夕梨花、セカンドの鈴木夕湖、サードの吉田知那美、スキップの藤沢五月、リザーブの松沢弥子の5人。

 本拠は、北海道北見市に合併された常呂(ところ)町。チーム名は「ローカル」と「常呂っ子」の「ロコ」と、イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」を組み合わせて名付けられた。