◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(12日)◇TPCリバーズ・ベン…
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(12日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
この時期、会場周辺は一日の寒暖差が非常に激しい。早朝のスタートに備える選手たちが練習する夜明け前後は気温15℃を下回るのに対し、ラウンド中は30℃近くまで上がる。山下美夢有も「朝はやっぱり飛ばないです。同じスイングをして、同じヘッドスピードでも、若干落ちる。朝と昼の距離は違います」と話す。ウォーミングアップの段階で番手ごとの縦距離をしっかり管理していても、気温の変化に対してアジャストを求められるという。
その点、2日目の山下はパーフェクトだった。後半だけで4個目のバーディにつなげた16番(パー3)では、5UTで納得の一打を繰り出す。「『165ydくらいのキャリーで』って(キャディと)話して、完璧に165ydにしっかり打てました。どれだけランする(転がる)のかっていうのも計算して」。このホールに限らず思った通りの距離を飛ばせたシーンが多かったからこそ、6バーディ(1ボギー)を積み重ねられた。
少しウェットなコースコンディションへの適応もバッチリ。砲台グリーンの右手前から3打目のアプローチとなった11番(パー5)では、ボールにべったり泥がついていたそうだ。「(フェース面が当たる)打つところには影響しなくて、逆にラッキーだった」と言ったが、転がりは間違いなく読みづらくなる。奥行きがないピン位置で、何としても手前に止めたい状況。3mほどショートした寄せは許容範囲で、バーディパットを決めきってみせた。
攻守にスキのない「67」で、首位と5打差の通算8アンダー14位に浮上。それでも、「もう少しマネジメントを…」と反省が口をついて出た。最終18番(パー5)はフェードで狙った2打目が警戒していた右サイドの木の枝に当たって下に落とされ、ナイスパーセーブでの締めくくりだった。「(打ち出しが)もうちょっと左に出れば、完璧やったなと」。職人のような繊細さで一打一打を積み重ね、今週も優勝争いに加わっていく。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)