<令和7年度 秋季埼玉県大会南部地区予選:大宮南10―3武南(7回コールドゲーム)>◇8日◇1回戦◇朝霞市営球場 武南は…

<令和7年度 秋季埼玉県大会南部地区予選:大宮南10―3武南(7回コールドゲーム)>◇8日◇1回戦◇朝霞市営球場

 武南はこの夏1回戦で八潮南に快勝したものの、2回戦では大宮東に敗れた。大宮南も、初戦は深谷第一に大勝したが、3回戦では強豪花咲徳栄に2対12で敗退した。ともに、夏は1勝のみで、そこからの新チームのスタートとなった。

 大宮南は、1番を予定していた主力選手が体調不良で欠場となった。蓜島 耕太郎監督は、「ぶっつけ本番で、初めて組む打線で戦わざるを得ない状況なので、どうなることか…」と、試合前に話していた。

 ところが蓋を開けてみたら、本来の積極果敢な野球は相変わらず。序盤から左腕投手でも苦にせずどんどん走っていく仕掛けも十分で、終始リードする展開となった。4回までで、3つの三盗を含む5盗塁。さらには、走者が牽制していくことで暴投を誘ったり、捕逸を導いたりすることもあった。まさに、大宮南の積極果敢な機動力野球がものの見事に成果を示したという形になった。

 蓜島監督は、「ちょっとノーマークだったかなというところもあったので、三塁へもどんどん走らせました。これが、うちのスタイルですから、やるべきことはやれていた」と語った。こうして、終始、自分たちのペースで試合を運ぶことができて、試合前の「ぶっつけ本番のオーダーへの不安」は、杞憂に終わった。

 先発の伊藤 颯太投手(2年)は6イニング投げたが、5回こそ4安打を集中されて4点を失ったものの、それ以外の5イニングは三者凡退が4度で、しっかりと投げ切れていた。蓜島監督は、「これまでだと、あそこで乱れてしまうと抑えられなくなってしまっうことが多かったのですが、今日は、5回の1イニングだけでしたから、メンタル的にも整えることができて成長したということではないでしょうか」と、伊藤投手の好投を評価していた。

 そして、最後は背番号11の船田 蓮投手(2年)を投入して、3人で抑え切ってコールドゲームとした。

 大宮南は、2年生が18人いるというが、その全員をベンチ入りさせている。したがって、メンバーでの1年生は2人のみ。これに対して武南は、先発メンバー9人のうち6人が1年生。2年生が少なく、そのあたりの経験値の差というのも出てしまったのかもしれない。ことに、秋の新チームは、経験値の少ないチームは、どうかするとガクッと崩れていってしまうというケースもある。この日の武南としては、そんな、よくない形のケースが当てはまってしまったところもあったようだ。