11日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ7日目が行われた。スーパーラウンドが…

11日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ7日目が行われた。スーパーラウンドがスタートし、日本vsアメリカの全勝同士の一戦は6対2で日本が勝利した。

 アメリカは敗れたが、先発のカーソン・ボレモンはすさまじい投球だった。長身から繰り出す常時150キロ前半(最速153キロ)の速球、切れ味鋭いスライダ―で日本打線を圧倒。

6回まで被安打2、6奪三振、無四球の快投だった。87球を投じ、規定により中3日になり、決勝戦では投げられない。この試合がラスト登板となった。

 今大会は計2試合で11回を投げ、17奪三振、無失点、防御率0.00と大会の個人タイトルを表彰する可能性は十分にある。

 試合後、ボレモンは「自分のピッチングはすべて出し切りました。チームの結果につながらず、残念です」と肩を落とした。

 日本打線については「素晴らしい打者が多いチームです」と称え、さらに日本の高校野球について「競争力がすごい。1人1人のレベルが高くて将来、対戦できるのを楽しみにしています」と再戦を誓った。

 小倉全由監督は「アメリカの投手は力がありました」とボレモンを評価した。

  MLBを目指しているボレモンは日本人メジャーリーガーをよく見ているという。実力、姿勢もグッドな大型左腕の今後の将来が楽しみだ。