パイレーツ時代のヒーニー。ドジャースに復帰し、ポストシーズンの切り札となるか(C)Getty Images 古巣のドジャ…

パイレーツ時代のヒーニー。ドジャースに復帰し、ポストシーズンの切り札となるか(C)Getty Images

 古巣のドジャースに復帰したアンドリュー・ヒーニーが、10月のポストシーズンで存在感を発揮するかもしれない。

 パイレーツを解雇されたヒーニーは、9月にドジャースとマイナー契約を結んだ。今回、直近の3Aでの登板で3回1安打無失点8奪三振の好投を見せ、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は「シーズン終了前に、チームの投手陣にもたらす可能性を示した」とし、この日は「46球のうち33球がストライクで、10球が空振りだった」ことを伝えた。

【動画】34歳ベテラン左腕に期待!ヒーニーが3A登板で三振を奪うシーン

 同メディアは「ヘイニーがパイレーツで苦戦した根本的な原因は、打者を空振りさせられない点にあった」と分析。この日は、マイナーでの登板で三振の山を築いた。

 2015年からエンゼルスに加入し、大谷翔平とは18年から同僚だった。2023年にレンジャーズで自身初の2ケタ10勝を記録したが、今季はパイレーツで5勝10敗、防御率5.39と振るわなかった。

 だが、「前回ドジャースに在籍した際、2022年に防御率3.10を記録し、対戦打者の35%以上で三振を奪った」と紹介。記事では「彼を最大限に引き出せるチームがあるとすれば、それはドジャースだろう」と記した。

 ヒーニーは10月のポストシーズンのロースター入りが可能なため、「オクラホマシティ(3A)で好成績を維持すれば、ドジャースのアクティブロースターに復帰するのは時間の問題だろう。ナ・リーグ西地区でパドレスを抑え込む方策を模索する中、ヒーニーは予想外になくてはならない存在になる可能性がある」と、34歳のベテラン左腕に大きな期待を寄せていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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