11日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ7日目が行われた。スーパーラウンドが…

11日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ7日目が行われた。スーパーラウンドがスタートし、日本vsアメリカの全勝同士の一戦は6対2で日本が勝利した。

 健大高崎の剛腕・石垣 元気は8回裏から登板し、打者2人を封じ、守護神としての仕事を果たした。

 まさに石垣の本領を発揮した試合だったのではないか。試合後、投球に手応えがあったのか、石垣の表情はいつもより朗らかだった。

「今まで抑えようと力が入ってしまいましたが、冷静に投げることができました。ストレートの出来はよかったです」

 その言葉通り、フォームのバランス、力の入れ具合ともに絶妙で、154キロを連発したストレートの破壊力はすさまじいものがあった。ずっとリードしてきた横山 悠(山梨学院)はあるコメントから快投の予感があったという。

「これまで抑えたい、抑えたいという気持ちが先行していました。マウンドに上がる前、石垣から『今日、アバウトでいくわ』といってくれて。リードする側としてもやりやすいですし、実際に今回が一番のベストピッチングだったと思います」

 技術、気持ちも両立すれば、高パフォーマンスが実現できる。点差も離れていたが、石垣は自分の実力を発揮できる気持ちの余裕があったのだろう。

 力みがないときの石垣は打たれる気がしない。続く試合でも実現できるか注目だ。