◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by PG 初日(11日)◇TPCリバーズ・ベンド(オ…

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 初日(11日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
4月から8月にかけて毎月のようにメジャーが続く時期は、畑岡奈紗にとって大目標にどれだけピークを合わせて戦えるかがテーマとなる。しかし、ここまでのシーズンを振り返って思うのは「それ以前の問題だった」という悔しさ。実際に5大メジャーで最上位フィニッシュは「AIG女子オープン(全英女子)」の33位。優勝争いどころか、トップ10にも入れなかった事実を正面から受け止める。

4月「シェブロン選手権」の頃からショートパットの悩みが尽きず、「手が動かなくなる」時期も経験。不安要素を抱えたまま上に行けるほど甘いツアーでないことは、9年目の自分が誰より分かっていた。直近の「FM選手権」で4カ月半ぶりのトップ10入り(7位)。地元茨城で親交の深いトップアマから助言を受け、タッチへの意識を高めることで復調のきっかけをつかんだ。
「勝てるイメージが全然湧かなかったんですけど、少しずつ出てきたのかな。別に腐ってたわけじゃないですけど、どんどん試合をするのも楽しくなってきた」。今週の開幕前に続けたポジティブな言葉は、むしろトンネルを抜けるまでの苦しさを際立たせた。

懸案だったパッティングに光が差せば、ゲームメークへの集中力も高まる。この日、折り返しの18番(パー5)はつま先下がりのライとなるセカンド。「今までだったら、もうちょっと右にターゲットを取って打っちゃったと思う。きょうはちょっと左を広く使って打ちました」。FWでしっかりつかまえ、グリーン左のコレクションエリアに運んだショットは狙い通りだった。右サイドのピンに対して足を使える寄せを残してバーディにつなげ、トップを走る「AONリスクリワードチャレンジ」の対象ホールでスコアを伸ばした。

4つあるパー5を取りこぼさず、「68」で5打差13位につける納得の滑り出し。シャネッティ・ワナセン(タイ)がいきなり9アンダーで飛び出すなど激しい伸ばし合いの展開も、持ち前のバーディ奪取能力を発揮できる状態が戻ってきた今なら望むところだ。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)