バレーボールSVリーグ女子のアランマーレ山形は10日、2026~27シーズンから本拠地を秋田県に移転すると発表した。新…

 バレーボールSVリーグ女子のアランマーレ山形は10日、2026~27シーズンから本拠地を秋田県に移転すると発表した。新たなライセンス基準に対応することなどが目的だという。

 チームは15年の発足から山形県酒田市を拠点とし、創部8年目の22~23シーズンに当時のVリーグのV2を初制覇してV1に昇格。24~25シーズンからSVリーグに参入した。

 24年からは、SVリーグ参加に必要なライセンス交付を受けるために天童市の県総合運動公園総合体育館をホームアリーナとした。チームは30年以降の新たなライセンス基準に対応したアリーナ(5千人以上収容)を確保する必要があったが、酒田市は資金調達が困難だとして、24年2月に整備断念を表明していた。

 矢口明子市長は移転発表を受けて「市民一丸となって応援してきた本市としては大変残念で、寂しさを感じる。本拠地が移転されても、これまで築き上げてきたマザータウンとしての絆をより大切にして、これまでと変わらず市民とともに応援していきたい」などとコメントした。

 アランマーレ山形は12日に秋田市で記者会見を開く予定。(清水康志)