中日は藤浪にNPB復帰後、初白星を献上した(C)産経新聞社 セ・リーグでは阪神が歴史的な強さですでに優勝を達成。野球ファ…

中日は藤浪にNPB復帰後、初白星を献上した(C)産経新聞社
セ・リーグでは阪神が歴史的な強さですでに優勝を達成。野球ファンの興味は3位以内に入るCS争いに移っている。
現在2位の巨人と3位DeNAとは1.5差、3位DeNAと4位中日との差は4.5ゲーム差(10日現在)となっている。残りゲームを考えると中日はかなり苦しい戦況となっているが、今季の中日の戦いぶりについて球界内からも考察の声が上がっている。
【忖度なし】中日が自力CSの可能性消滅『せっかく良い勢いだっただけに…非常に残念』vs藤浪打線/石川の離脱/満身創痍の上林…逆転CS進出へのキーワードは”高校野球の野球”?【プロ野球】
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は9月10日に自身のYouTubeチャンネルに「【忖度なし】中日が自力CSの可能性消滅『せっかく良い勢いだっただけに…非常に残念』vs藤浪打線/石川の離脱/満身創痍の上林…逆転CS進出へのキーワードは"高校野球の野球"?【プロ野球】」と題した動画を更新。中日の今季の戦いぶりについて独自の目線で解説を加えている。
高木氏は動画内で今季の中日の戦い方について「もったいない」と表現。「あとひとつ あと一工夫できなかったのかな」と続けた。
「力はついてきてる あと一歩何が足りないかということ」とさらに上位浮上を目指すための課題はあるとした。
目を向けたのは、藤浪対戦時の左オーダーにもあった。右打者に抜ける性質を持つ剛腕に対して、中日は対戦2試合で左打者を中心にしたオーダーを組んできた。結果として12イニングでわずか1得点と打ち崩せず。
井上一樹監督は指揮官として選手を守る責任があるとして左打者を並べたが、特に8月31日のDeNA戦(横浜)では藤浪に7回無失点9奪三振の力投を許し、NPBに復帰後初となる白星を献上。結果としてチームの連勝も4でストップとなった。
同試合では藤浪も5回以降は走者を背負いながら、粘投。また7回一死二、三塁のチャンスに中日ベンチは右打者の辻本倫太郎を投入、結果として力ない二飛で得点は奪えなかった。
辻本は試合時点で打率1割台、ベンチには右打者としてブライト健太、細川成也らが控えていたこともあり、この選択にも注目が集まった。
高木氏は中日の対藤浪の左偏重オーダーに関して、「星野さんが生きていたらあの策をどう考えたかなと思うよ」「星野さんは絶対逃げることはしなかったし、何なら向かっていく」とコメント。闘将として知られた星野仙一元監督だったら、どう捉えたかと思いをはせた。
その上で8月31日の試合の7回の代打起用に関しても辻本を選択したが「あのときはブライトもいたし 細川もいたし 色々な右の強打者がいる中で」と疑問視。藤浪が降りるまでは、主力の右打者を出さなかったこともあり、「俺は一つ問題があったと思う」と続けた。
「選手を守るんじゃなくて、球団はそれで良かったのかと思うよね」とコメント。中日は2013年以降、3位に入ったのは2020年の与田政権のみ。長く低迷期を過ごし、「強い中日」をファンも待つ中で、上位浮上を目指しての用兵に疑問が残るとした。
実際に藤浪はその後、9月7日のヤクルト戦にも先発。ヤクルト打線は右打者6人を並べて、右打者は対藤浪に4安打、2四球と結果を残した。今後の藤浪対策において、他球団においても参考になると見られている。
動画内ではほかにも右のロマン砲、石川昂弥が昇格即本塁打を放ったものの、故障で離脱となったことにも触れている。
今後に関しても「ほかの球団、何が起こるか分からないから」とCS進出の可能性も残されているとしながら、「ここからは高校野球 ピッチャーを信じるしかない」と投手力を強みにコツコツと点を奪っていくことが高木氏も大事とした。
中日は残り16ゲーム。ナイン一丸となって意地を示せるか。今後の戦いぶりも注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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