◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by PG 事前(10日)◇TPCリバーズ・ベンド(オ…

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(10日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
「基本、時間をムダにしたくないんですよ」――。そう言ってはばからない吉田優利は、マネジャーら帯同スタッフにもスケジュールを早め早めに伝えて固めていくそうだ。効率的に移動できれば時間の節約につながり、濃密な練習と十分な休養の両立もしやすくなる。プロゴルファーならではのオフシーズンの仕事も、早いものでは4月に決めてしまうものもあるとか。「こっちもあっち(仕事先)も、早めの方が絶対いいじゃないですか」と力説する。

そんな“タイパ”重視とも言える25歳が、考えなしで前週のオープンウィークに突入するはずもない。向かったのは今週の会場から車で3時間半ほどの距離にある、同じオハイオ州のクリーブランド。「去年からずっと行きたいと思っていて、計画を練っていました」という久石譲さんのコンサートを念願かなって鑑賞することができた。
初めてでも最大限に魅力を味わうため、予備知識もしっかり詰め込んだ。座席によって音の聞こえ方が違うと知り、「一番きれいに音が聞こえるエリア」をチョイス。各楽曲に込められた“ストーリー”の勉強も抜かりなく。「何も知らないで行くのとでは違うのかなと思ったんですけど、思った以上にすごかったです」と夢のような時間を過ごした。

さらに満足度をプラスしてくれたのは、「最初は行く予定になかった」美術館だった。時間のあるタイミングでふらっと足を運んでみたら、すでに終了していると思っていた村上隆さんの個展が開催中。「かわいかったですよ。街一帯も、そういう感じのちょっと芸術的な感じでした」。異国の地で、まさに芸術の秋を堪能した。
今度はスポーツの秋へ。2年目となる今季はここまでポイントランキング69位につける。昨年かなわなかった、今大会終了時点のランクが基準となるアジアシリーズ出場も安泰に映るが、決まるまでは気を抜かない。「今週が終わってから、どこを目指すかっていうのもまたはっきりするんじゃないかな」。来季フルシードに相当するランク80位までの「カテゴリー1」、ランク60位までの最終戦出場。状況に応じた目標設定のアウトラインは、もちろん胸の内にある。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)