◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(10日)◇TPCリバーズ・ベンド…
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(10日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
古江彩佳が10月の国内ツアーに3週連続で出場する。「日本女子オープン」、「スタンレーレディース」、「富士通レディース」の3試合で、今季初の母国ツアー参戦となる。
3年連続9度目となるナショナルオープンは茨城・大利根CC 西コース開催だった前年に初日首位で飛び出して自己最高4位でフィニッシュした。前年大会トップ15の資格で出場権を得ていることに加え、今年は地元兵庫のチェリーヒルズGCが舞台。「ジュニア時代の試合で使わせてもらうこともありましたし、(地元の)お客さんに楽しんでもらえるように頑張れたら」と自身初の国内メジャータイトルを狙う。
米ツアー参戦後もホステスプロとして毎年出場を欠かさない富士通レディースは、2019年のアマチュア優勝からキャリアを切り開いた特別な一戦。昨年は山下美夢有とのプレーオフに敗れてツアー制以降の日本人最多に並ぶ同一大会4勝目を逃した。優勝3回、2位2回と抜群の相性を誇る試合でリベンジへの期待が膨らむ。翌週には日本代表の一員として「ハンファ・ライフプラス インターナショナルクラウン」に出場し、そのままマレーシア、日本とアジアシリーズを戦う予定だ。
4週ぶりの米ツアーだった直近「FM選手権」は13位。5打差6位と好位置で迎えた最終日のプレーを悔しがりつつ、収穫は多かった。「ノーマルの自分をたぶん見失っていた」という状態から、一時帰国中にコーチである父・芳浩さんとアドレス、セットアップの入念な確認を挟んで渡米。ブリヂストンの最新ドライバー BX2HT投入も「いいタイミングだったと思う」とうなずく。
オープンウィークだった前週は知人のつてもあり、4月のメジャー「シェブロン選手権」を開催するテキサス州ザ・クラブatカールトン・ウッズの充実した練習環境で調整できたという。初めてとなるTPCリバーズ・ベンドのトリッキーなセッティングを警戒しつつ、「思ったところにしっかり打っていって、自分のやるべきことができれば」とコース攻略を思い描いた。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)