◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(9日)◇TPCリバーズ・ベンド(…

エースドライバーも手元に届いた勝みなみは初優勝を目指す終盤戦へ

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(9日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)

1週のオープンウィークを挟んで迎える試合会場で、日本人選手やそのスタッフとすれ違うたび「おめでとう」と声をかけられる。プロ野球の阪神タイガースが7日に2年ぶり7回目のセ・リーグ制覇を達成。ゴルフ界屈指の“虎党”で知られる勝みなみは、もはやチームの一員のように祝福を受けている。

2リーグ制となった1950年以降で最も早い独走Vは、試合を控えるスケジュール的にもありがたかった。今週の調整が本格化する前にしっかり優勝の瞬間を見届け、こちらも阪神ファンの西村優菜と食事に出かけてプチ祝勝会も開催。ちなみに待ち合わせ場所だったホテルのロビーに西村が到着すると、すでに勝は黄色のレプリカユニホームを羽織って準備万全だったとか…。

「もう、最高です!」と声を弾ませ、今季からチームを率いて優勝に導いた藤川球児監督の話題でさらにトーンを上げる。オフにはテレビ番組の企画で一緒にゴルフをしたり、対談もしたことがある間柄。「見せない不安もあったと思いますし、初めての監督で周りからどう思われるとかもあっただろうし…。本当に頭のいい方で、その中でも自分なりに戦略を立ててやっていたんだろうなっていうのが、見ていてもすごく伝わってきた。雰囲気もすごく良さそう」とチーム一丸でつかんだペナントがうれしくて仕方ない。

そんなタイガース愛にあふれる勝が今季のMVPを選ぶとしたら?「みんなMVPなんですけど…」とやはり愛情たっぷりに悩んだ後で名前を挙げたのが「坂本(誠志郎)さん」。正捕手として先発から救援まで盤石の投手陣を巧みなリードで導き、打撃面でも随所で存在感を発揮した31歳を絶賛する。「チームを唯一、こう(ホームベース側から)見られる選手じゃないですか。(リードにおける)ボールの選択で試合の動きとか流れも変わっちゃう中で、メチャクチャ頭を使って。私がポジションとして一番キャッチャーが好きなので、そのひいきもあるんですけど」と笑った。

海の向こうから届いたのは、タイガース優勝のニュースだけじゃない。直近の3連戦に向けた渡米時、自宅に忘れてしまったエースドライバーも米国時間7日に無事手元へ。3連戦の中でスペック的に同じものは用意してもらっていたが、信頼を置く相棒の安心感は「やっぱり違います」とうなずく。

昨季までのようにアジアシリーズの切符やシード争いを気にすることなく、上だけを見て戦えるポジションでもある。タイガースに続いて自らも米ツアーで初優勝へ。「いいパターが入ってくれて、流れをつかめるかどうか」。ポイントは明確だ。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)