◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by PG 事前(9日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハ…

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前(9日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
秋のアジアシリーズ4試合は、今大会終了時点のポイントランキングを基準にフィールドを絞って行われる。エントリー自体がまだ締め切られていないため流動的ではあるが、最もランキングの下位選手まで出場枠が巡ってきそうなのが初戦「ビュイックLPGA上海」。現状で年間ポイントレース90位のデビ・ウェバー(オランダ)までが出場リストに入っている。
ポイントランク138位の西村優菜とウェバーとのポイント差は156.329pt。単独5位で獲得できる145ptでも届かず、まさに優勝争いに絡む成績が求められる。もちろん大逆転を諦めるつもりはないが、「ちょっといまの状況だと遠い目標になるのかな」と冷静に話す。大きなポイント差をひっくり返すことばかりにフォーカスすれば、些細なミスを許すこともできないストレスフルな戦いを強いられることになる。
自らのプレーへの集中力を高め、試合の中でのテーマと丁寧に向き合うスタンスをおろそかにしたくない。だからこそ、現実的にゴール設定の優先順位を整理して臨む。まず絶対にクリアするべきハードルは、10月「ロッテ選手権」終了時点でポイントランク150位以内にいること。これを逃せば、10月中旬からフロリダ州で行われる2次予選会に回ることになる。仮に2シーズン保持したシード権を手放して予選会から出場資格を争う形になっても、「(12月の)ファイナルから行けるようにする」ことを自らに課す。
11月「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」までの戦いでシード滑り込みを狙いつつ、“次点”のハードルとしてポイントランク100位も見ている。今季の出場優先順位でポイントランク81~100位は「カテゴリー11」となり、最終予選会の上位通過者「カテゴリー15」よりも上位の資格に当たる。予選会を回避することができる。
シーズンを通して向き合ってきた、突発的に出る右サイドへの大きなショットミスから崩れる傾向に光が差し、気持ちを新たに臨んだ8月「ポートランドクラシック」からの3連戦。2戦目の「CPKC女子オープン」では今季最高の27位(マッチプレーを除く)に入った。
気持ちよく振れるシーンが増えてきた手応えがあるからこそ、残る2度の予選落ちは間違いなくもどかしい。それでも、「(一時期は)『もうアンダーなんて…』っていう感じではあった。それが、もうちょっとパターが入れば60台も出せる気もするなっていうところまでは来た。ちょっとずつ進んではいるのかな」。もがいてきた日々が確かに実を結びつつある。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)