元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が8日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイ…

 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が8日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。15日(月・祝)に中山競馬場で行われるセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

 田井氏は皐月賞14着のジーティーアダマン(牡3、栗東・上村洋行厩舎)に対し、「特殊な適性が問われる中山2200mに打ってつけの馬体」と述べて1番手にピックアップ。「胴伸びが良く、筋肉量豊富でパワーを内包しながらも、無駄肉が少ないステイヤー型のフォルム。加えて、たくましい前躯は急坂での適切な推進力の方向転換を可能にする」と解説した。

 血統背景からも太鼓判を押す。ルーラーシップ産駒のリオンリオンが19年セントライト記念、マンハッタンカフェ産駒のルージュバックが17年オールカマーを制覇している点などから、「父ルーラーシップ、母の父マンハッタンカフェの産駒は共に豊富なスタミナを受け継ぎ、当コースを得意としている。コース適性はかなり高いと推測できる」と結論づけた。今回は皐月賞以来の実戦となるが、「筋肉の張りは夏場に走っていた馬と比較しても遜色がないどころか際立っており、さすがは上村厩舎という仕上がり」と絶賛。「ジャイアントキリングの可能性、十分です」と期待した。