奥村頼が“大谷ルール”を使用し「5番・投手」で出場 侍ジャパンU-18日本代表は9日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ…

奥村頼が“大谷ルール”を使用し「5番・投手」で出場

 侍ジャパンU-18日本代表は9日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」でプエルトリコと対戦し、3-0で勝利を飾った。オープニングラウンドのグループAを5連勝で終え、1位通過で11日からのスーパーラウンドに向かう。

 打線は2回、横山悠捕手(山梨学院)が四球を選び2死二塁の場面で、坂本慎太郎投手が(関東第一)がセーフティバントで出塁。すると、坂本はそのまま二塁を陥れる好走塁。さらにその間に、横山ががら空きとなった本塁に突っ込み先制に成功した。小さなほころびを見逃さず、“スモールベースボール”で先取点を奪った。6回と7回も相手のミスに乗じて加点した。

 先発した奥村頼人投手(横浜)は、“大谷ルール”を適用し、「5番・投手兼指名打者」として出場。3回2安打5奪三振無失点の好投を見せた。2回には自己最速を2キロ上回る148キロを計測した。

 天候不良で試合時間が20分遅れ、試合中は雷が鳴り響く難しい一戦となったが、ナインは集中力を切らさず戦い抜いた。これで侍U-18代表はオープニングラウンドのグループAを5連勝で終えた。悲願の世界一へ、11日から始まるスーパーラウンドでは、同じく全勝で通過したアメリカ代表と激突する。(Full-Count編集部)