プロ野球は7日、セ・リーグを独走していた阪神が2年ぶり7度目の優勝を達成。パ・リーグもソフトバンクが優勝へのマジックを1…

プロ野球は7日、セ・リーグを独走していた阪神が2年ぶり7度目の優勝を達成。パ・リーグもソフトバンクが優勝へのマジックを15とするなど2025年シーズンも終盤に差しかかっている。

そんななか、注目が集まっているのがタイトル争いで、近年投高打低の傾向が高まっていたなか両リーグで2割台の首位打者が生まれる可能性がある。

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■投手で防御率1点台が複数誕生

7日終了時点でセ・リーグの首位打者争いトップに立つのが巨人の2年目、泉口友汰内野手で打率は.298。広島の小園海斗内野手が打率.296と僅差で2位につけているなか、3割台は不在。パ・リーグは楽天の村林一輝内野手が.302で、2位につけるソフトバンクの周東佑京内野手が.292と両リーグで3割台は村林のみ。今後の展開次第では両リーグ2割台での首位打者誕生の可能性がある。

プロ野球史を振り返ると、2リーグ制に移行した1950年以降では2割台の首位打者はゼロ。セ・リーグでは1962年に当時広島の森永勝也が記録した.307、パ・リーグではオリックスの頓宮裕真捕手が2シーズン前の2023年に記録した.307が最低打率となっている。

近年投高打低の傾向が強まっており、防御率1点台の投手が複数生まれる一方で低打率化が進んできた。昨季はセ・リーグの規定打席到達者で3割超えはDeNAのタイラー・オースティン内野手とヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手の2人のみ。パ・リーグは打率.314を記録したソフトバンクの近藤健介外野手のみが3割を記録していたなか、今季はこの3選手がいずれも規定打席に到達できていない。

まだ各球団が20試合前後を残しており、セ・リーグでは泉口、小園、阪神の中野拓夢内野手、パ・リーグでは村林、周東、オリックスの中川圭太内野手らに3割達成の可能性がある。打率3割超えが一流打者の勲章とされてきたなか、はたしてシーズン終了後に史上初の「2割台首位打者」は誕生するのか。

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