オークス馬のカムニャック(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)で始動する。…

 オークス馬のカムニャック(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)で始動する。

 カムニャックは父ブラックタイド、母ダンスアミーガ、母の父サクラバクシンオーの血統。母と祖母のダンスオールナイトはともにJRAで5勝を挙げたオープン馬。そして曾祖母のダンスパートナーは95年のオークス、96年のエリザベス女王杯を制した名牝だ。遡れば4代母は名繁殖牝馬のダンシングキイなので、ダンスインザダークやダンスインザムード、エアダブリンやフェデラリストと同じ一族となる。

 ここまで5戦3勝。24年8月に中京でデビュー勝ち。その後はアルテミスSが6着、エルフィンSが4着と精彩を欠いたが、ここでひと息入れたことが正解だった。復帰戦のフローラSで重賞初制覇。さらにオークスも中団後ろから鮮やかに差し切り、同世代の牝馬の頂点に立った。その後は休養で疲れを取り、今回は約3カ月半ぶりの実戦。ここ2戦で勝利をともにしたA.シュタルケ騎手は騎乗できないものの、それ以前の3戦で手綱を取った川田将雅騎手とのコンビなら不安はない。あくまで目標は次だが、GI馬として恥ずかしい競馬はできないところだ。

 84年のグレード制導入以降、17頭のオークス馬がローズSに挑んでいる。その成績は【5-1-0-11】。勝ったのは86年のメジロラモーヌ、87年のマックスビューティ、12年のジェンティルドンナ、14年のヌーヴォレコルト、16年のシンハライトの5頭だ。そして実は17年以降、オークス馬がローズSに出走したことはなく、今回が実に9年ぶりの参戦となる。カムニャックは偉大な先輩に続くことができるか。メンバー中唯一のGI馬として、格の違いを見せつけてほしい。