5月に負傷離脱するまでは絶好調も…【MLB】ドジャース 3ー1 ロッキーズ(日本時間9日・ロサンゼルス) ドジャースのテ…

5月に負傷離脱するまでは絶好調も…

【MLB】ドジャース 3ー1 ロッキーズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が苦しんでいる。序盤は好調だったが、後半戦は不調が続き、9月はOPS.344という惨状。8日(日本時間9日)の本拠地ロッキーズ戦でも1死満塁の好機で空振り三振に倒れるなど、4打数無安打に終わった。オフに3年総額6600万ドル(約97億2500万円)で再契約を結んだ大砲が、終盤になって打線のブレーキになっている。

 同日のロッキーズ戦で、5回まで1安打無失点に封じられたドジャースは、6回にフリーマンの適時二塁打で同点に。復帰したマンシーが敬遠され、なお1死満塁のチャンスでT.ヘルナンデスに打席が回ってきた。だが、ど真ん中のフォーシームを空振りし、あえなく3球三振に倒れた。ドジャースは7回に2点を勝ち越し2連勝を飾ったが、T.ヘルナンデスは勝利とは蚊帳の外だった。

 昨季はシルバースラッガー賞を受賞する活躍で、FAとなったオフにはドジャースと再契約。今季も序盤は見事なスタートダッシュを見せ、左脚を痛めて5月6日(同7日)に負傷者リスト(IL)入りするまでは主に4番を務め、両リーグ最多となる34打点をマーク。打率.315、9本塁打を放っていた。

 しかし、復帰後から打撃は下降線に。8月は打率.211、5本塁打、OPS.670、9月は6試合で打率.136、0本塁打、OPS.344。打撃だけでなく、このところは拙守も目立ち始めている。今季ここまで打率.239、21本塁打、78打点、OPS.713。米データサイト「ファングラフス」版のWARは0.1と、昨季の3.4から大きく落ちた。

 大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手と並ぶ打線の軸を担ってきた大砲の失速に、ファンからも不安の声が目立つ。8日(同9日)のロッキーズ戦に勝利後も、SNSでは「テオどうした?」「ど真ん中の4シームも打てなくなった」「複数年契約したことによってレンドン化したな?」「コンフォートよりテオスカーの方があかん気がしてる」「下位打線でいいんじゃない?」「メンタルが本気で心配」「ちょっと休憩した方が良いですね。代打とかでいいかも」などの声が書き込まれていた。(Full-Count編集部)