アメリカ遠征中のサッカー日本代表は日本時間9月10日、アメリカ代表と対戦。この国際親善試合のスタメンを予想したい。 【…

アメリカ戦の予想スタメン

 アメリカ遠征中のサッカー日本代表は日本時間9月10日、アメリカ代表と対戦。この国際親善試合のスタメンを予想したい。 

【画像】第二次森保ジャパンの全試合スタメン図

 日本時間9月7日のメキシコ戦(スコアレスドロー)から中2日、西海岸オークランドから東海岸寄りの中央部コロンバスへの移動、しかも時差が3時間という来年のワールドカップ本番を想定した過酷な環境。森保一監督はメンバー発表会見で1試合目と2試合目の大幅なメンバー発表を示唆しており、アメリカ戦に向けた前日会見でも似たよう趣旨のコメントをしていた。

 とはいえ、スタメン総入れ替えは、ワールドカップ本番でもほぼ想定しがたいシチュエーション。各セクションでコアとなる人材は2試合連続で起用すると読む。

 まずメキシコ戦はレギュラーの鈴木彩艶だったGKは、2番手の地位を固めつつある大迫敬介。最終ラインは、メキシコ戦で負傷交代した板倉滉はさすがに無理をさせないだろう。中央の渡辺剛は残しつつ、関根大輝、荒木隼人の3バックと読む。荒木は出場となれば海外組込みフルメンバー下で代表デビュー戦となるが、今回選外となった伊藤洋輝、冨安健洋、町田浩樹、高井幸大と怪我人が続出しているセクションだけに、経験を積ませたいはずだ。

久保建英

 ダブルボランチは、キャプテンの遠藤航は据え置き。相棒は鎌田大地から佐野海舟に代えるか。佐野海舟と藤田譲瑠チマのフレッシュなコンビで先発を組む可能性もあるだろう。

 右WBはメキシコ戦で先発だった堂安律がクラブ事情によりすでに代表チームを離脱。二番手扱いの伊東純也がスタメンだろう。ただ、伊東はまだ足首の怪我が完治しておらず、菅原由勢か望月ヘンリー海輝(CBでの起用もありえる)が先発、伊東が途中出場というリレーもありえる。

 メキシコ戦は三笘薫が担った左WBは、前田大然のスタメン起用が有力。ただ、38歳の長友佑都のサプライズ起用もあるのではないか。3バックの右CBに関根や望月など本来SBのタイプを置いておけば、左WBがSBに下がる可変で一時的な4バック形成も可能だからだ。こうした戦術オプションは、ワールドカップ本番を見据えれば一つでも多く試したいところだ。

 シャドーは今や攻撃陣の核と言える久保建英を残し、鈴木唯人とコンビを組ませると読む。ただ、久保はメキシコ戦で左足首を痛めており、状態次第では鎌田、佐野航大、細谷真大などが起用される可能性もある。

 CFは上田綺世がメキシコ戦でフル出場しており、二番手の座を争う小川航基と町野修斗のスタメン争い。どちらが起用されても不思議はない。

 いずれにせよ、環境的な条件はもちろん、ワールドカップ本番に向けたテストの意味でも、可能な限り多くの選手がピッチに立つはずだ。スタメンはもちろん交代枠の使い方にも注目だ。注目のアメリカ戦は、日本時間9月10日の午前8時37分にキックオフされる。

(ABEMA/サッカー日本代表)