ラファエル・ナダル (スペイン) が11月1日の「ロレックス・パリ・マスターズ」の試合で、ATPから次世代を担うプレーヤーとして選出されているチョン・ヒョン(韓国)に、年間1位の座をかけて臨む。もしもナダルが勝てば、自身4度目の年間ランキン…

ラファエル・ナダル (スペイン) が11月1日の「ロレックス・パリ・マスターズ」の試合で、ATPから次世代を担うプレーヤーとして選出されているチョン・ヒョン(韓国)に、年間1位の座をかけて臨む。もしもナダルが勝てば、自身4度目の年間ランキング1位の座を手にすることになるもので、ATPが背景を解説している。

31歳のナダルは現在、1973年にATP世界ランキングが創設されて以来、最年長で初の30代の年間1位選手に王手を懸けている。2008年、2010年、さらには2013年にも年間ランキング1位を獲得しているが、ヒョンがナダルを破る波乱が起きれば、11月11日から19日に開催される「ATPワールドツアー・ファイナルズ」で訪れる、次の機会に挑むことになる。

「ATPワールドツアー・ファイナルズ」への切符をめぐる競争も激化しており、31日の試合でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がニコラ・マウ(フランス)に敗れた結果も影響し、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)にもチャンスが残っている。アンダーソンが今週行われる試合で準々決勝に進出すれば、カレーニョ ブスタを抜いて、最後の出場権を獲得する見通しだ。

デル ポトロとツォンガも世界ランキング争いで、近い位置におり、準決勝に進出すればカレーニョ ブスタを上回ることになる。1日に行われる2回戦では、アンダーソンがフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)、デル ポトロがジョアン・ソウザ(ポルトガル)と、ツォンガがジュリアン・ベネトー(フランス)とそれぞれ対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「上海ロレックス・マスターズ」で表彰式に臨むラファエル・ナダル

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)