楽天とロッテで15年間プレー「かけがえのない素晴らしい時間」 ロッテは9日、美馬学投手が今季限りで現役を引退することを発…

楽天とロッテで15年間プレー「かけがえのない素晴らしい時間」

 ロッテは9日、美馬学投手が今季限りで現役を引退することを発表した。プロ15年目の38歳。2020年からロッテでプレーしていた。30日の楽天戦が引退試合となる。

 美馬は、藤代高、中央大、東京ガスを経て2010年ドラフト2位で楽天に入団。2013年の巨人との日本シリーズでは2勝をあげる活躍でシリーズMVPに輝き、球団初の日本一に貢献。2017年にはプロ初の2ケタ勝利となる11勝をあげた。

 2019年オフにFA権を行使してロッテに移籍。2020年と2022年に10勝をあげるも2024年は3試合登板で0勝。プロ入りから13年連続で記録していた勝利も途絶え、今季はここまで1軍登板はなかった。通算成績は266登板で80勝88敗5ホールド、防御率3.94だった。

◯球団が発表した美馬学投手のコメント
「この2年間、肘や膝の故障が続き、試合に出ても良い結果を出せず、思うように野球ができないことに毎日苦しさを感じていました。今年が最後の1年のつもりで、前だけを見て自分自身と戦ってきました。長年たくさんの故障に耐え続けてくれた自分の身体にも、限界を感じる痛みが続き、自分としても辞め時を意識し、現役引退という現実を受け入れる整理がつきました。引退を決意したことに関して、もちろん寂しい気持ちや、悔しい気持ちはあります。しかし、もう痛みと戦わなくていいという、安堵の思いが1番はじめに感じたのが正直な気持ちです。球団からは最後に引退試合をやっていただけるとのお話をいただき、そういう舞台を用意していただけることにとても感謝をしています。最後は、15年間どんな時でも応援していただいた皆様、ファンの皆様に投げている姿を見てもらえたらと思います。僕にとってかけがえのない素晴らしい時間を、素晴らしい景色をたくさん見させてくださり、本当にありがとうございました」(Full-Count編集部)