現地9月6日(日本時間7日)、アメリカ・オークランドで行われた国際親善試合で、日本代表がメキシコ代表と対戦した。そのピ…
現地9月6日(日本時間7日)、アメリカ・オークランドで行われた国際親善試合で、日本代表がメキシコ代表と対戦した。そのピッチ上で“10年ぶりの再会”があった。
日本代表のアメリカ遠征1戦目の相手となったメキシコ代表を率いていたのは、2014年7月から2015年2月まで日本代表を指揮したハビエル・アギーレ監督だった。その“アギーレジャパン”の主要メンバーには、川島永嗣、森重真人、吉田麻也、酒井高徳、香川真司、乾貴士、武藤嘉紀といった約10年が経過してもJリーグクラブで現役生活を続けている面々が多いが、日本代表に名を連ねているのは唯一、長友佑都のみとなった。
66歳となったアギーレ監督は、試合の前日会見で長友との思い出を語り、選手、人間として再評価したうえで「再会したら抱擁するだろう」と話していたが、その宣言通り、この日のピッチ上で38歳となった長友と、愛情あふれるハグを交わした。
その“再会のハグ”のシーンをとらえた写真を、日本代表公式エックス(旧ツイッター)が『再会』の言葉とともに公開すると、SNS上には「アギーレ監督と長友の再会はあつい!」「10年前のメンバーが今も選出されてるのすごいよな」「アモーレとアギーレ」「この画だけ見たらアギーレに絡まれてるように見えるw」「めっちゃ良い写真」「愛を感じる」などのコメントがあふれた。
■「アギーレジャパンの完成形を見たかった」
アギーレ監督に率いられた当時の日本代表は、2025年のアジアカップで準々決勝敗退。その後、アギーレ監督がスペインリーグ時代に八百長関与の疑いで検察当局から告発されたことで、契約解除に至った(その後の裁判で無罪判決)。それでも、試合内容自体は好意的な意見が多く、今回の再会写真に対しても「アギーレジャパンの完成形を見たかった」「アギーレジャパンでロシア大会に挑んでいたらとたまに思う」などの声も寄せられた。
試合は0−0の引き分けで終わり、長友は出番なし。身体的には全盛期ではないが、依然として飽くなき向上心と日本代表への熱い想いで森保ジャパンの中でも欠かせない戦力となっている長友。ワールドカップ本大会での“再会”へ向けて、次戦9月9日(日本時間10日)のアメリカ代表戦では、実際に試合に出場してアピールしたいところだ。