ベンチで笑みを浮かべた大谷(C)Getty Images チームの窮地でこそ真価を発揮する。大谷翔平(ドジャース)が注目…

ベンチで笑みを浮かべた大谷(C)Getty Images

 チームの窮地でこそ真価を発揮する。大谷翔平(ドジャース)が注目の日本人対決で異彩を放った。

 現地時間9月7日、大谷は、敵地でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。相手先発の菅野智之から2打席連続アーチを放つ活躍を披露。5-2と競り勝ったドジャースも苦しい連敗を5で止めた。

【動画】2打席連発だ!大谷翔平が菅野智之から47号・48号を放つ

 チーム状況は決して芳しくはない。前カードでパイレーツに3戦3敗とスイープされてから屈辱の5連敗を喫したドジャースは、前日には9回2死からまさかのサヨナラ負け。「本当に悪夢だ」(『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者のX投稿より)とも揶揄される苦境にあった。

 そうした中で世界一軍団に光をもたらしたのは、大谷だった。

 まずは初回、菅野とのメジャー初対決となった打席で大谷は、外角高めに抜けたシンカーを強振。飛距離411フィート(約125メートル)までかっ飛ばす中堅スタンドへの特大弾を放つと、3回の第2打席には48号ソロをマーク。今度はインコースへの94.9マイル(約152.7キロ)の4シームを巧みに中堅方向へと弾き返した。

 3回にダメ押しのソロアーチを放ったムーキー・ベッツ曰く、この日の菅野は「全体的にはかなり良い投球をしていた。悪かった球はほんの数球だった」。実際、35歳の右腕は、四隅にボールを集める投球もできていた。だからこそ、2打席連続弾を放った大谷の仕事がもたらした効果は絶大だった。

 試合後、地元スポーツ専門局『Sports Net LA』の解説を務めた球団OBのオーレル・ハーシュハイザー氏は「とにかく前向きに準備し続けることが大事なんだ。そういう中でオオタニのホームランは一気に流れを引き寄せ、試合を決定づけた」と激賞。泥沼の連敗を喫し、停滞ムードを払しょくさせた二刀流スターを褒めちぎった。

 また、同じく『Sports Net LA』のコメンタリーを務めるドントレル・ウィリス氏は、「ショウヘイはしっかり踏み込んで打てていた。まるで『スガノ、君じゃ俺を抑えられないよ』といわんばかりにね。速球をいとも簡単に、自分のタイミングで打っていた」と大谷の打撃を回想。「あれは色々な意味で最高のタイミングだったと思う」と称えた。

 菅野を攻略し、見事に勝利をもたらした大谷。その活躍は目を見張るものがあった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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