アメリカは中国相手に10対0で5回コールド勝ちで4連勝を決め、Bグループ1位でスーパーラウンド進出はほぼ確定となった。 …
アメリカは中国相手に10対0で5回コールド勝ちで4連勝を決め、Bグループ1位でスーパーラウンド進出はほぼ確定となった。
身長180センチ後半〜190センチぐらいの大型選手が非常に多いアメリカで、規格外の体格を持つのが3番ファースト・コールマン・ボースウィックだ。なんと198センチ111キロ。他の選手と比べても横が大きく、他の選手と一緒に立つとその大きさが際立つ。第2打席で痛烈な遊撃内野安打、第3打席では中国の外野陣が深めの守備位置をとったにも関わらず、その間を抜く高速打球を放ち、適時二塁打となった。
コールマンは打撃の長所について、「自分はボールを長く見て、コンタクトするのが持ち味です」と語る。打撃に注目してみると、始動が遅く、手元まで呼び込んで、ヘッドスピードの速い打撃でライナー性の打球を打ち返す。体格に似合わず、アベレージ寄りの打撃を見せる。
投手としてのマウンドに立つコールマンは最速158キロを誇る速球派右腕でもある。大谷翔平の存在によって二刀流選手は増えているが、「自分はどちらでも活躍したい」と二刀流での活躍を目指している。
そしてこの恵まれた体格を作り上げたのか。週3、4回のウエイトトレーニングに加え、コールマンは「チキンをたくさん食べたことですね」と笑った。
なお、コールマンは08年4月13日生まれで、世代的には菰田 陽生(山梨学院)、織田 翔希(横浜)と同世代である。高校2年生にこれほどのスケールを持った選手は世界的にもなかなかいないだろう。