U-18日本代表はここまで3連勝を収めている。 大会前、最も打つのは壮行試合2試合で5安打を記録した阿部 葉太(横浜)で…

U-18日本代表はここまで3連勝を収めている。

 大会前、最も打つのは壮行試合2試合で5安打を記録した阿部 葉太(横浜)ではないかと見られていた。

 大会が開幕すると、打ちまくったのは高畑 知希(東洋大姫路)だった。壮行試合ではスタメンではなかったが、韓国戦でスタメン起用され、3安打の活躍を見せると、キューバ戦も2安打の活躍。一気に打の主役に躍り出た。

 小倉監督は「最もいいですね」と絶賛した。高畑は東洋大姫路の時から木製バットで練習をしており、大学日本代表との壮行試合で、159キロ右腕・佐藤 幻瑛(仙台大)の剛速球を見られたことが良い練習台になったという。

 藤森 海斗(明徳義塾)、奥村 凌大(横浜)は3安打を記録。藤森は2番打者として広角に打ち分ける打撃ができており、奥村は勝負強さと粘り強さを買われて5番に昇格し、キューバ戦では適時打を記録した。

 くせ球を武器とする投手が多いキューバ、イタリア、速球投手が多い韓国相手に2安打以上を打っている選手が7人もいるのは、上出来の内容ではないか。まだ打線爆発とまではいかないが、勝負所で結果を残せる選手が多く、頼もしい。

  予選ラウンドは残り2試合。さらにスーパーラウンドで、チーム最多安打は高畑になるのか。打者陣の奮闘に期待だ。

<2安打以上のU-18代表>

高畑 知希(東洋大姫路)6打数5安打

藤森 海斗(明徳義塾) 10打数3安打

奥村 凌大(横浜)   10打数3安打

阿部 葉太(横浜)   9打数2安打

岡部 飛雄馬(敦賀気比) 6打数2安打

為永 皓(横浜)    8打数2安打

横山 悠(作新学院)  6打数2安打