女子日本代表、フルセットでオランダを破り、準決勝へ バレーボール2025女子世界選手権大会は3日、タイのバンコ…

バレーボール2025女子世界選手権大会は3日、タイのバンコクで準々決勝を行い、日本はオランダと対戦。フルセットの激闘を制し、15年ぶりの準決勝進出を果たした。
日本のスターティングメンバーは、島村春世、石川真佑(主将)、関菜々巳、宮部藍梨、佐藤淑乃、和田由紀子、リベロ・小島満菜美。

第1セット、3-8とオランダにリードを許す。中盤、宮部のサービスエースなど4連続得点で13-13と同点に。競り合いとなるが、終盤、オランダがヤスペルらの活躍で4連続得点し、18-22と抜け出す。最後は宮部のサーブがアウトになり、20-25とセットを落とす。
第2セット、序盤は競り合うが、オランダが4連続得点し、7-10とリードを奪われる。その後、日本は8連続得点し、15-10と逆にリードする展開に持ち込む。終盤は和田、島村、石川らの活躍で20-15。石川のブロックでセットポイントを握ると、最後は和田がブロックアウトで決めて、25-20で日本がセットを取り返した。
第3セット、第2セット途中から佐藤に代えて起用されていた北窓絢音を入れてスタート。しかし、その北窓が不調で、サーブを弾いて10-15の場面で佐藤をコートに戻す。日本は佐藤が調子を取り戻し、石川、和田も攻撃面で粘るも、最後は相手にスパイクを決められ、22-25とセットを落とす。

第4セット、石川と佐藤のポジションを入れ替えてスタート。オランダのミドルが機能し、リードを許す展開。しかし、和田のサービスエースで9-10と1点差にしたところから日本が勢いづき、島村のブロード、佐藤のスパイクで11-11と同点に。中盤は拮抗するも宮部のサーブブレイクで5連続得点し、20-16と日本が先に20点に乗せる。終盤は佐藤がラリーを制して23-20。宮部のクイックでセットポイントを握り、最後は佐藤が決めて25-22とし、フルセットに持ち込んだ。
第5セット、立ち上がりからオランダに0-3とリードされ、日本がタイムアウト。その後も3-6とリードを許すが島村のブロードで7-7と同点に。一進一退の攻防となるが、石川のスパイクが連続で決まり、12-11と遂に逆転。最後も石川が連続で決めきり、15-12。タイの応援も味方につけてフルセットの激闘を制し、準決勝に駒を進めた。
準決勝はアメリカ対トルコの勝者と対戦する。

写真:FIVB
