◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 最終日(7日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇650…

政田夢乃は終盤の後退で初優勝を逃した

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 最終日(7日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505yd(パー72)◇晴れ(観衆1681人)

右サイドに流れたボールは、カート道でのバウンドも手伝ってOBになった。首位に1打差で迎えた後半15番、政田夢乃はまさかのダブルボギーで後退。待望のツアー初優勝はお預けとなった。

前日とは逆、左からの向かい風が吹いていた。フェードヒッターの政田は、だからこそ要所での判断ミスを悔やむ。「ちょっと考えが足りなかった。(2打目を考えて)右サイドに打ちたいという気持ちが強すぎた。左に打っても全然、大丈夫だったのに…。ターゲットをもう少し左に取っても良かった」。狙うべきエリアを自ら狭くして、罠にはまった。

アグレッシブなプレーを展開

36ホールの短縮競技でトップに1打差の4位からスタート。6mのフックラインを流し込んだ後半11番のバーディで優勝戦線に生き残り、13番(パー5)ではグリーン左のバンカーからピンそば1mに寄せてこの日5つ目のバーディを奪った。

ショートゲームで光る場面も

「途中まではすごくリズム良く回れていた。しっかり伸ばしてはいたんですけど…15番のOBがとても悔しいです」。痛恨の一打の記憶は消えないが、「70」として通算9アンダー。今季ベストの4位でフィニッシュした。年間ポイントレース(メルセデスランキング)は72位から62位に浮上した。「今年はずっとショットも悪かったし、成績も良くなくてずっと悩んでいたので、順位はすごく自信につながります」と笑った。

初勝利はお預け

次週は国内メジャー第2戦「ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会」。会場の茨城・大洗GCをプレーするのは「落ちたプロテスト」以来だ。「でも、そんなに嫌いなコースではないので。自分らしい、今週みたいなショットが打てたら、上位に行けるんじゃないかなと思います。頑張ります」と意気込んだ。(千葉県市原市/桂川洋一)