◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)10位から6打…
◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)
10位から6打差を追った石川遼は6バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「71」でプレーし、通算1アンダーの10位で歴代優勝大会(2009、10年)を終えた。キャリアワーストを更新していた『開幕戦からトップ10なし』は11試合目でストップしたが、ラフからのアプローチミスなどを反省点に掲げ、「とにかく練習あるのみという感じ。全体的にしっかり引き締めていきたい」と厳しい表情を崩さなかった。
富士山が青空に映える快晴に恵まれた最終日、石川は序盤から重い空気に包まれた。出だしの1番、2番ともにラフを渡り歩いて2連続ボギー。9番ではグリーン奥に外した3打目からアプローチミスが重なり、4オン2パットのダブルボギーをたたいた。「(9番は)外しちゃいけないところにセカンドを外した。もっと自分のやるべきことをやっていれば、ここまでのスコアにならなかったと思うので、すごく悔しい」と振り返った。
14番からの2連続を含む、上がり5ホールで3バーディと盛り返した後半には収穫もあった。「ドライバーで14番はドロー、15番はフェードで打って。ドライバーや200yd以上からグリーンを狙う、ここ5、6年で強化したいと思っていた部分は良くなっていると思う」と評価。「それを生かせるようなアプローチを構築していければ面白いと思う」と前向きになれる要素もある。
次週は韓国で「シンハン ドンヘ オープン」に出場する。2019年からスタートした日韓共催大会は3年連続3回目のエントリー。今年は、2015年に米国・世界選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」を開催したジャック・ニクラスGCが舞台となる。「韓国の選手から非常にいいコースと聞いている。高いレベルのコースなので楽しみだし、まずは自分のやるべきことをしっかりやれば結果はついてくると思う」と話し、初めてプレーするコースとの対峙(たいじ)に期待を寄せた。(山梨県河口湖町/塚田達也)