©getty Imagesトゥールーズとの上位対決を制し3位に浮上したラ・ロシェルのFLレヴァニ・ボティア 世界最高峰のラグビープロクラブリーグ、フランスTOP14は、欧州クラブ王者を決定するヨーロッパチャンピオンズカップおよび…

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トゥールーズとの上位対決を制し3位に浮上したラ・ロシェルのFLレヴァニ・ボティア

 世界最高峰のラグビープロクラブリーグ、フランスTOP14は、欧州クラブ王者を決定するヨーロッパチャンピオンズカップおよびヨーロッパチャレンジカップ開催のため2週間の休止期間を挟み、10月28日に第8節が行われた。

 前節を終えた時点で5勝2敗、勝ち点24で2位につけるモンペリエは、アウェーで同7位のポーと対戦した。試合は序盤からモンペリエのペースで進む。前半16分、敵陣でのラインアウトを起点にBK展開でWTBナドロが左コーナーに飛び込み先制すると、互いにPGを決め8-3で迎えた34分には、ターンオーバーから相手防御が乱れたところを走力のあるランナーでつなぎ切ってCTBトマニがトライ。15-3とリードして前半を折り返した。

 さらにモンペリエは55分にもゴール前のラインアウトからFWのサインプレーでNO8ピカモールが抜け出しトライ、22-6として勝負を決めたかに思われた。しかしここから一転して反則を連発し、みずから流れを途切れさせてしまう。対照的に息を吹き替えしたのはポー。60分、敵陣の左スクラムからBKに振ってライン参加したブラインドWTBヴォトゥがブレイク、サポートしたヴァトゥブアがポスト下に滑り込みむと、70分にもFBテイラーが3本目のPGを決め、6点差に詰め寄る。その後もポーがホームの大声援を背に最後まで攻め立てたが、逆転までは至らず。ギリギリのところで踏みとどまったモンペリエが6勝目を挙げ、2位を維持した。敗れたポーは8位に一歩後退。

 4連勝中の3位トゥールーズと4位ラ・ロシェルの注目の一戦は、ともに意欲的にボールを動かして攻め合う上位対決らしい好ゲームとなった。最初のトライが生まれたのは3-3で迎えた16分。ハーフウェー付近の右ラインアウトからBKのムーヴでラ・ロシェルCTBドゥメルがビッグゲイン、CTBヨルダンにつないでゴールラインに迫り、最後は走り込んだHOフォーブスがラックサイドを突き抜けてインゴールに押さえる。その後はラ・ロシェルSHバレとトゥールーズFBラモスがPGを決め合い、13-9で前半を終えた。

 後半も先にトライを挙げたのはラ・ロシェル。46分、ゴール前のラックからBKでつなぎ、SOサンゼールが悠々とトライラインを超える。51分にはFWのパワフルなピックアンドゴーで攻め込みSHバレがトライを追加、27-9とリードを広げた。直後の53分に今季絶好調のトゥールーズSHデュポンの好走からトライを返され、61分には途中出場のLOドゥモットが危険なタックルによりレッドカードで一発退場、残り20分あまりを14人で戦う危機に陥ったが、チーム一丸となった懸命のディフェンスでトゥールーズの猛攻に対抗。65分に1トライを許したものの、互いに消耗が見え始めてきた70分、FWがしつこく近場を攻めて最後はPRボーガンミがインゴールにグラウンディング。ふたたびトゥールーズを突き放し、37-21で勝利を収めた。

 この結果、ラ・ロシェルはひとつ順位を上げて3位に浮上。トゥールーズは5勝2敗1分の勝ち点24で5位に後退した。なお首位リヨンはホームでオヨナに52-18と快勝し、勝ち点を32に伸ばしてトップを堅持。昨季王者のクレルモン・オーヴェルニュはスタッド・フランセを33-10で下したもののボーナス点は獲得できず、10位といまだ苦しい戦いが続いている。




【番組情報】
「ラグビー フランスリーグ TOP14」
ラグビー世界最高峰のプロリーグ「TOP14」。上位チームの試合を中心に毎節2試合放送!

■放送スケジュール
第9節:
リヨンvsラ・ロシェル 11/4(土)深夜2:15~ [WOWOWプライム] ※生中継
モンペリエvsクレルモン・オーヴェルニュ 11/5(日)深夜0:35~[WOWOWプライム] ※生中継

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