◇国内女子◇CAT Ladies ◇大箱根CC(神奈川県)◇6652yd(パー72)今季は「ヨネックスレディス」で3位…
◇国内女子◇CAT Ladies ◇大箱根CC(神奈川県)◇6652yd(パー72)
今季は「ヨネックスレディス」で3位に入るなど、初優勝に近い位置で戦う宮田成華。契約フリーになって久しい彼女が選んだ14本は気になるところ。そのクラブセッティングを紐解いていきたい。
ドライビングディスタンス8位(平均252.27yd)につける彼女のドライバーは、今季途中からピンの「G440 LST」に。ピンを使うのはゴルフ人生初。「打ってみたらまさかのどハマり。スイングに合っているのか飛距離が20yd近く伸びたんです」と、まさに“食わず嫌い”だった。ピンの顔にも「3日で慣れました」とすぐさまエースに昇格。ユーティリティに挿して相性の良かったシャフト「ツアーAD DIハイブリッド」の流れから、ドライバーにも同じオレンジ色の「ツアーAD DI」を挿している。
同じくハマっているのが、タイトリストの「GT1フェアウェイウッド」。「まず顔がいいですよね。私はすわりが大事で、GT1のシャローな感じが好きでした。つかまえたいときに左に巻くのがイヤなんですが、それが出ない」。また、「オートマチックに打てるのもいい。小ぶりの丸っこいヘッドだと上から打ちたくなるので」とピンのドライバーとの相性の良さも決め手になった。「クリークからはアイアンイメージ」と、5番ウッドにはGT2を入れている。
アイアンもシーズン途中に「ミズノ プロ 243」へ。「グースが少なくて見え方が好き。打感もめちゃくちゃいいですし、抜けもいい。左足上がりで噛みやすかったのも噛まなくなった」と、ミズノのアイアンもゴルフ人生初だった。
ウェッジも「元々使っていたので好きだった」と今季途中からボーケイに変更。バンカーがなかなか寄らなくて、それでK(ワイドソール)のバウンス少な目にしてもらいました」
14本のうちパターだけは昨年から使用している「Ai-ONE JAILBIRD MINI」だ。「縞々の見た目が好きで、転がりもいい。一回り大きいホワイトホットインサート入りのジェイルバードを使っていたんですが、この小ささにも慣れました」ともはや手放せない。
ボールは昨年「ニチレイレディス」までタイトリスト「プロV1x」だったが、「球が高くてスピン量が多かったので、ちょっと弾道を低くしたくて替えました。ショートゲームの打感は一日で慣れました」と「プロV1」へ。
宮田のクラブを組んだ関係者によれば「スイングに合ったクラブがようやく揃った。まさにアベンジャーズのような14本」とのこと。ツアー出場優先順位を決めるリランキングも52位から暫定15位まで上昇、シーズン後半戦の活躍に期待が高まる。
<宮田成華の14本>
ドライバー:ピン G440 LST(9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ60g台、硬さS)
フェアウェイウッド: タイトリスト GT1フェアウェイウッド(3番 14.5度)、タイトリスト GT2フェアウェイウッド(5番16.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ60g台、硬さS)
ユーティリティ:タイトリスト GT2 ユーティリティメタル(4番21度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI ハイブリッド(重さ85g、硬さS)
アイアン:ミズノ プロ243(5番~PW)
シャフト:NSプロ950 GH(硬さS)
ウェッジ:ボーケイ SM10(48、54、58度)
シャフト:48度/NSプロ950 GH(硬さS)、54&58度/トゥルーテンパー ダイナミックゴールド95(硬さS200)
パター:オデッセイ Ai-ONE JAILBIRD MINI DBパター
ボール:タイトリスト プロV1