◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)賞金ランキング…

自身ツアー初のホールインワンで優勝争いに飛び込んだ生源寺龍憲

◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)

賞金ランキング1位を走るブレーク中の生源寺龍憲から、ツアーでは自身初めてのホールインワンが飛び出した。実測231ydと距離がある前半7番のパー3。5番アイアンで「フェード系で打った」という一打はグリーン手前にキャリーし、エッジから21ydに切られたピンへ一直線。カップに沈んだ瞬間にバンザイをし、ティイングエリアで喜びを爆発させた。

「うれしいですけど、賞があれば良かった」と苦笑いしたのは、この日の第2ラウンド開始前に、最終日の全パー3に賞金1000万円(複数均等割り)の提供が発表されたから。生源寺は副賞の発表は耳にしていたが、対象ラウンドは把握していなかった。

中盤のチャージで急浮上

「明日だけなのか、今日もなのか…」。結局プレー中に最終日のみと知り「明日かよっ、みたいな(笑)」。それでも主催者から賞金10万円が提供され、ホールアウト後に目録を受け取った。

6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」に続く今季3勝目に向けても、「ぜんぜん優勝争いできない位置にいた」という48位スタートから順位を押し上げる価値あるホールインワンとなった。この日初バーディとなった6番、さらに8番(ともにパー5)を含めた3ホールで4つ伸ばして上位に接近。折り返し後の10番ではチップインバーディを奪うなど「65」と伸ばし、首位に4打差の4アンダー6位に急浮上した。

4打差逆転へ

中盤のチャージを生かし、逆転優勝に望みをつないで迎える最終日。「しっかりいいプレーをしたい」と気合を入れつつ、1000万円が懸かる再びのホールインワンにも「狙っていきたい」と意欲を示した。(山梨県河口湖町/塚田達也)