【NWSL エンジェル・シティーFCvsベイFC  2025年9月1日(月)18:00キックオフ】撮影/渡辺航滋(Son…

【NWSL エンジェル・シティーFCvsベイFC  2025年9月1日(月)18:00キックオフ】撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)

■日本人3選手所属「エンジェル・シティー」本拠地へ

 ロサンゼルスのダウンタウン近郊にあるBMOスタジアムで、アメリカ女子サッカー・NWSLの第18節が行われ、守屋都弥、遠藤純、スタンボー華の日本人3選手が所属するエンジェル・シティーFCがベイFCと対戦した。

 試合会場周辺は、キックオフ前からファン・フェスタで賑わっていた。DJによるノリのいい音楽が流れる中、広大なスペースにさまざまな屋台が立ち並び、サッカー関連のアトラクションゲームなどのブースも開かれ、多くの人たちが楽しんでいた。

 アメリカおいて、女子サッカーの人気は高い。女優のナタリー・ポートマン、元プロテニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズなどの著名人が、クラブのオーナーに名を連ねるエンジェル・シティーFCは、2022年シーズンからNWSLに参加。その本拠地であるBMOスタジアムは、近代的なデザインと、どこからも観やすいスタンド、最前列の席がピッチのすぐそばにあることもあって、試合の臨場感を肌で感じることができる、エンターテインメント性の高いスタジアムとなっている。実際、試合中のエンジェル・シティーFCのファンの興奮度は、非常に高いものがあった。

 この試合、守屋とスタンボーがベンチスタートとなった。そして、1−1の同点で迎えた後半14分から、日本代表ウイングバック(WB)の守屋が途中出場。その際、ゴール裏の巨大スクリーンに守屋の姿が映し出される。そして守屋が攻撃を活性化し、チャンスをつくるたびに拍手が沸き起こる。後半32分、守屋のアシストから勝ち越しゴールが生まれ、エンジェル・シティーFCが2−1で勝利した。

■「ベンチ外」遠藤純を直撃!「控えGK」スタンボー華は…

 歓喜に沸いたスタジアム。ベンチ外だった遠藤は、試合途中からベンチ横に移動して試合を観戦していた。そして試合後、私服姿でビッチ内に入ると、ファンの声援に応えるとともに、ファンからのリクエストに応えて写真撮影やサインに応じていた。

 遠藤に話を聞くと、ケガをしていた足は完治し、試合にも継続的に出場できる状態になっているとのこと。そのファッションから“サッカー界のレディー・ガガ”とも呼ばれる、なでしこジャパンの切り札である遠藤は、この日も周囲の目を惹きつける独自性あふれるファッション。聞くと、服は自分で選んでいるとのこと。インスタグラムに投稿している私服ショットが日本でも好評なことを伝えると、ニッコリとほほ笑んだ。

 一方、GKのスタンボー華は試合前、どの選手よりも早くピッチに現われると、柔軟体操から入念にウォーミングアップ。控えではあったが、いつ出番が来てもいいように準備をしていた姿が好印象だった。

いま一番読まれている記事を読む