◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 2日目(6日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇65…

ツアー2勝目を狙う三ヶ島かな。首位に1打差で最終日へ

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 2日目(6日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505yd(パー72)◇晴れ(観衆1945人)

三ヶ島かながコース近隣のホテルにチェックインしたのは、中止になった前日の夜だった。第1ラウンドの順延につながった悪天候は「私にとっては恵みの雨」。普段から、気圧の変化で体調を崩しがちなことを思えば、台風一過の晴天が広がったこの日の空は何よりもありがたかった。

そもそも週のはじめはバタバタだった。1日(月)と2日(火)は同じ千葉県の鷹之台CCで行われた「日本女子オープン」(10月2日開幕/兵庫・チェリーヒルズGC)の最終予選(2Aブロック)に出場。46位で迎えた2日目に「70」と巻き返して8位で通過し、その夜に今週のコースに向かって出場登録を済ませ、トレーナーによるケアを受けた。

晴天の下、1日遅れで開幕

スタートが1日遅れたことで体力もしっかり回復。ソフトになったコースも「全体的に短い距離に感じて」、ショットで次々とチャンスをつくった。残り116ydの第2打をPWでピンそば2mにつけた5番からスコアを伸ばし、グリーン奥からチップインさせた9番まで鮮やかに5連続バーディ。最終18番では自ら「ミラクルパット」という上りの20mがカップに沈み、バーディフィニッシュで「65」をマークした。

36ホールの短期決戦

「弱い自分との闘い」を続けてきた2025年。「痛いところもなく元気ですけど、いまひとつ自分のゴルフができていない。できているけれど、気持ちにプレーが伴わない。不調じゃないけど不調、みたいな」。5月の「パナソニックオープンレディース」で2季ぶりに優勝した菅沼菜々「目に見えない“おばけ”みたいなものにずっと不安を感じていた」というニュアンスの言葉にも共感しながら、年間ポイントレース(メルセデスランキング)77位で推移するシーズンのもどかしさを払しょくしようと必死でいる。

ショットで作ったチャンスを逃さなかった

6月の「リゾートトラストレディス」では首位タイで迎えた最終日に「80」をたたいて失速。「ずっと攻め続けた結果。ちょっとやりすぎたかな、と」。復活Vに向けた反省ポイントにも気づいて間もない。首位の3人とは1打差の4位。2021年の最終戦「JLPGAツアー選手権 リコーカップ」以来となるツアー2勝目のチャンスが再び訪れた。(千葉県市原市/桂川洋一)