<令和7年度 神奈川県高等学校秋季大会:横浜隼人10-4相洋>◇6日◇2回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場 横浜隼人が乱…

<令和7年度 神奈川県高等学校秋季大会:横浜隼人10-4相洋>◇6日◇2回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場

 横浜隼人が乱打戦となった試合を制し、3回戦進出を決めた。

 序盤の3回まではテンポよく試合が進んだが、4回に2本の適時打などで一挙6得点。「小宮山(一郎)と佐尾(隆成)がスクイズをきっちり決めてくれた。ダメ押しの点を取ってくれたので、投手陣も安心して投げることが出来たと思う」と水谷 哲也監督は選手たちの仕事ぶりを称えていた。

 しかし、先発の寺田 禮投手(1年)が5回につかまり2点失うと、2番手の大沢 琉偉に交代。今春の湘南学院戦では、5回まで1安打に抑えながら、継投で5点差をひっくり返される苦い経験をしたが「秋は投手もできていないので、一人一殺くらいの気持ちでした」と指揮官は交代に踏み切り、遊ゴロに抑えてピンチを脱した。湘南学院戦でマスクを被っていた正田 侑太郎捕手(2年)も「今までは上級生に助けられていましたが、新チームは自分が頼ってもらえるようなキャッチャーになりたい。投手それぞれの個性を理解するためにも、コミュニケーションを大事にしている」と自覚が芽生えている。

 打線が7回には3点を追加し、10対2とコールド勝ち目前となったが、相洋打線がその裏の攻撃で2点を奪取。コールド勝ちを阻止され水谷監督も「コールドしなきゃという気持ちがあったと思う。1点差の試合でこうした展開になると厳しくなるので、今日はいい勉強になった」と課題も口にしていた。

 次戦以降に向け「秋は1週間で伸びていく。次の1週間をもぎ取ろうと選手には話している。毎日が決勝戦だと思って戦いたい」と指揮官。正田も「パワーピッチャーがいないので、打たせて取るためにも野手との連携が大事になってくると思う」と投打の要としてさらなる活躍を誓っていた。